最近は「若者のゴルフ離れ」なんて話もありますが、ゴルフはいまや日本で最も広く親しまれているスポーツのひとつといっても問題はないでしょう。

競技自体の面白さに加えて、緑の中、まとまった距離を歩くので、健康面から見てもゴルフはオススメです。

しかし、ゴルフをプレーする際のリスクも指摘されています。

ゴルフでの突然死 こんなプレーは危険因子に

東京都監察医務院のデータで、突然死が最も多い運動として、ジョギングと並びゴルフが挙げられています。
 
ゴルファー
 
２０１２年６月２５日の東京スポーツ新聞で、中原英臣医学博士がゴルフにおける危険因子を７つ挙げています。
 
暑い時期は特に注意が必要です。

■ゴルフ場への運転中に血圧が上昇する
 
■ウォームアッブをせずいきなりプレーを始める
 
■炎天下および気温の低い日のプレーによる循環器系への負担
 
■パッティングの際の緊張・ストレスの極大化
 
■昼食時およびプレー中のアルコール摂取
 
■タバコを吸いながらのプレー
■プレー前日の睡眠不足
 

 
これらの要因は、心筋梗塞や脳卒中リスクを高めます。
 
ゴルフ場は病院から離れている場合が多く、プレイヤーが倒れても適切な治療を受けるのに時間がかかります。
 
心筋梗塞や脳卒中では一刻も早い処置が必要にも関わらず、です。




頭痛がしたら即プレー中断 危険因子と逆を心がける

中原医師はまず「頭痛がしたらプレーをやめるべき」と強調されています。
 
そしてリスクを減らすためには上の要因と「逆」のことをしましょう。
 
「ウォームアップをする」
「炎天下や寒い日は避ける」
「プレー中のアルコールやタバコはやめる」
 
といったことですね。それほど難しいことではありません。
 
そしてもはや常識になっている、暑い日の水分・塩分摂取も忘れてはいけません。
 

 
リスク対策を意識してゴルフを楽しみましょう。