フィンランド症候群という言葉をご存知でしょうか?
 
この言葉の発祥は、フィンランドで行われた次のような調査にあります。


 
生活レベルが似ている40代の男性を、
 
お酒もタバコもダメ、食事は栄養指導に従って、規則正しい生活を送るグループ
 
と、
 
特に制限されずに生活できるグループ
 
の二つに分け、その後の経過を追跡調査しました。

健康管理すると死亡リスクが上がる?

15年後どうなったかと言うと・・・
 
「健康管理」生活グループの方が、死亡率、心疾患死亡率とも高かったのです。
 
1990年代前半には日本のメディアでも大きくとりあげられ、中には
 
「健康に気をつけるのは意味が無い」
「摂生するとストレスがたまって良くない」
「喫煙してもOK」
 
など、健康管理を否定する根拠としてこの調査結果を紹介する論調もありました。新聞や雑誌などで目にした、という方も少なくないでしょう。
 
つまり、「フィンランド症候群」とは、健康志向に異を唱える際に多く用いられる言葉なのです。
 

 
「健康オタクほど早死にするぞ!」的な意味合いですね。
 
しかし、ちょっと調べてみると、「そうした解釈は根本から間違っている」という意見もあります。
 
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