このコンテンツでは内海桂子さんが脚の骨折から復活した件を紹介します。
雑誌「きょうの健康」2017年8月号10~13ページを参考にしています。
以下は同誌発売時の内容なのでご了承ください。
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- 「きょうの健康」2017年8月号
大腿骨付け根骨折からリハビリと芸人の矜持 車いすより自分の足
漫才師の内海桂子さんは、今年95歳。16歳でデビューし、芸歴はおよそ80年で”現役最高齢芸人”です。
内海さんは1月上旬、大ケガをしています。
雨が降る日の仕事帰りにタクシーから降りた際、転んで左大腿骨付け根を骨折してしまうのです。
手術を受け、リハビリもすることになりました。キツい内容でしたが、内海さんは早く仕事に復帰したい一心でリハビリに励んだそうです。
テレビ番組「徹子の部屋」の出演が決まっていたので、それを目標に頑張ろうと。
いったん仕事をお引き受けしたからには、「できません」とは、私は絶対に言わない。
周囲に迷惑をかけることは、芸人の恥ですから。
24歳年下のご主人は病室に泊まり込み、内海さんを叱咤激励して支えました。
そして手術からおよそ1ヶ月後、リハビリの継続と自宅に手すりの設置を条件に退院。予定どおり番組出演を果たします。
すると次の目標は、浅草演芸場での舞台復帰です。
「車いすでもいいから、舞台に上がってほしい」との要望もあったそうですが、ご本人は
それは絶対に嫌なんです。自分で歩いて舞台に出て、元気でシャンとしていなければね。
舞台で歩けるようになるため、専門家の指導のもと、下半身の筋肉強化など、さらに厳しいリハビリを実践しました。
努力が実を結び、4月上旬に内海さんは3ヶ月ぶりの舞台復帰を果たします。
”桂子師匠”の久しぶりの元気な姿に、客席からは割れんばかりの拍手が沸き起こりました。
夫婦円満の秘訣は「健康でいること」と次の目標「奴さん」
内海さんの夫婦円満の秘訣は、
お互いに健康でいること。シャンと元気で暮らすことでしょうね。私が患っていたら、うちの人は介護でくたびれてしまいますよ。
この人には元気でいてもらわないとね。
私の”骨拾い”をちゃんとしてもうんだもの。万が一、私より先に逝ったら、無礼者だよ。
今でもリハビリは継続中です。
次なる目標は、舞台の締めに必ず披露してきた日本舞踊「奴さん」を再び踊れるようになること。
100歳になっても、現役芸人として舞台に上がり、「奴さん」を粋にキリッと踊りたいわね。
着物の裾をひょいとめくり、美脚もちらっとお見せしてね(笑)
高齢者の大腿骨付け根骨折といえば、すぐ「寝たきり」を連想してしまいます。
95歳の桂子師匠が回復した例は、高齢化まっただ中の日本社会で大いに参考になるのではないでしょうか。
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