井上腰痛道場の道場主、井上優一氏は、腰痛はおしりを揉むと症状が改善するとしています。
井上氏が患者さんを治療していた際、腰痛がひどい人ほどお尻を揉むと強い痛みを訴えることに気付きました。
揉みほぐしを続けているうちに痛みは和らいでいき、腰痛も改善していったのです。
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お尻を揉むと腰痛が改善する理由 坐骨神経痛の改善も
お尻と腰は場所が近いとはいえ、お尻は腰痛の患部そのものではありません。お尻を揉むとなぜ腰痛が改善するのでしょうか？
井上氏は次のように考えています。
筋肉が硬くなると、その部分の神経はこわばって疲労します。神経の疲労は痛みを発生させます。
腰痛の人は腰だけでなくおしりの筋肉も硬くなっています。
そのため、おしりの筋肉を柔らかくほぐしてやると、神経の疲労と共に痛みも取れるわけです。
またお尻の筋肉は腰の神経だけでなく、足に向かっている坐骨神経痛とも関連しています。お尻の筋肉をほぐすと坐骨神経のこわばりもとれるのです。
おしりを揉むと腰だけでなく太ももの痛みやしびれも改善するケースがあるのはこのためです。
腰痛対策でおしりを揉む場合、おしりのくぼみの背中側の線に沿って、おしりの中央から上の一帯を揉みます。
井上氏によると、ギックリ腰を起こした場合でもおしりを揉むと回復が早くなります。
ただし妊娠している女性や、心臓病などの持病がある人は行ってはいけません。
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