私が通っている熊本県立体育館では、「ライブ」というフリーマガジンが配布されています。
 
そのvol.32でヨガが特集されており、「ビジネスシーンに役立つ、ヨガのススメ」として、綿本彰さんの記事がありました。

目をひいた部分を抜粋して紹介します。

ストレス・イライラにヨガで対処する

欧米ではヨガとビジネスの関係が注目されていて、ヨガの早朝クラスに参加してから出勤するビジネスパーソンが増えているそうです。
 
ヨガを実践することでストレスやイライラの解消、やる気・集中力アップが期待できるので、ビジネスにもプラスになるのです。
 
ストレスやイライラをヨガ的に解釈すると、次のようになります。

ストレスが溜まったり、イライラが募ったりするという状態は、実は体内に過剰なエネルギーがある状態を示している。
 
行き場のないエネルギーが体内に渦巻いているため、ちょっとしたことでイライラしたり、ストレスに感じたりするのだ。
 
そのため、この過剰エネルギーを上手に発散させることが、ストレスやイライラを解消することにつながっていく。
 
「ライブ」vol.32 8ページより
 

具体的には次のように対処します。

ヨガでは、お尻や背中などの大きな筋肉をしっかりと収縮させて、体内の過剰なエネルギーを消費し、ストレスを身体面から発散させる。
 
同時に、胸を開くポーズを取ることで、呼吸を深く、ゆったりしたものに変え、心身ともに深いリラックス状態へと導いていく。
 
「ライブ」vol.32 8ページより

私としては、もっと簡単に
 
イライラした時は、胸を開いて、深くゆっくり呼吸する
 
と解釈しています。
 
ということで、両腕を大きく左右に広げ、胸を開く動作をたまにやってます。もちろん呼吸は止めません。確かに、不思議とイライラが解消される気がします。(プラシーボ?)
 
(ちなみにヨガでは右と左の鼻の穴で呼吸の作用が違うと考えます。下の記事をご覧ください)
 
普段の生活では、ストレスやイライラはつきもの。胸を開くヨガの動作をひとつだけでも体得して、ストレスやイライラ対策にしてはいかがでしょうか。

ヨガの呼吸と鼻の穴の関係 いろんな種類のヨガ

ヨガでは右鼻の呼吸は「心身を活性化させる」とし、左鼻の呼吸は「心身を沈静化させる」と考えるそうです。
 
とはいえ「だったらリラックスしたいときは左の鼻の穴だけで呼吸すればいいんだ」と考えるのは早計です。
 
ヨガはバランスを常に重視するので、緊張をほぐしてリラックスしたいときでも両鼻で交互に呼吸を行うのです。
 

 
ヨガは本来修行の手段であり、自分の精神を高みに届けるために行うものです。ウィキペディアの解説によると「解脱、すなわち個体魂の神への結合を実現するための実践体系」なのだそうです。
 
かなり崇高な領域に入ってますけど、現代ではエクササイズの手段としてのヨガが日常生活の一部になっています。
 
さらには「ブレンドエクササイズ」と称して、二つ以上の運動の要素を取り入れた「アクアビクス(水中運動+ダンス)」なども流行しています。
 
エアロビの曲に合わせてステップを踏みながら和太鼓を打つ、「太鼓ビクス」なるエクササイズもあります。
 
太鼓を叩くことでストレス発散になり、また体幹を意識して動作するのでスタイルを良くする効果も期待できることから女性にも人気があるそうです。
 
ブレンドエクササイズの「ベース」として一番多いのは「ヨガ」ではないでしょうか。ヨガに何か別の動作を組み合わせるわけですね。
 
バレエとヨガをミックスしたり、太極拳とヨガを融合した「チエンホーヨガ」というエクササイズもあるそうです。
 

 
「ゴルフヨガ」というのもあります。
 
とはいえヨガをしながらゴルフをプレーするわけではなく、ゴルフのプレーに必要な身体を作るためのヨガです。
 
ヨガの動作を応用したエクササイズで、スイングの際に必要な身体の柔軟性や持久力をつけるのがゴルフヨガの狙いです。
 
ゴルフヨガの受講者は男性が多く、しかもある程度の上級者ばかりなのだとか。
 
こうしたブレンドエクササイズはアメリカでは「フュージョンプログラム」と呼ばれていて、05年ごろから少しずつ流行が始まったそうです。
 
犬と一緒にヨガを楽しむ「ドッグヨガ」なんてのもありましたね。