以前「腹筋を使ったランニング」についてお知らせしています。
腹筋を意識して走ると走りが安定し、ラクに走れるのです。
これに関連して、マラソンランナーの藤原新さんが「良いランニングフォームとは?」について語っている件について紹介します。
(このコンテンツは雑誌Tarzan 2012年 6/14号124~125ページを参考にしています。当コンテンツの内容は記事掲載当時のものです)
下腹部を使えるのがいいフォーム
藤原さんの考える理想のフォームもお腹が関係しています。
「なんで調子の波があるんだろう。体調が最高でも走れなかったり、そうでもないのに走れたり。
これはどういうことかという疑問があって、それを説明するのにフォームの違いということにしか辿り着けなかった。
そこから、調子というのは7割ぐらいはフォームで決まるのではないかと思ったんです。
じゃあ、どういうフォームがいいかとなった。それからが長かったですね(笑)。
今の自分の理想のフォームですか?いやあ、説明は難しい(笑)。
しいて言えば、下腹部、腹をうまく使えていることですね。
フォームがよければ質の高い練習ができるわけではない。
どんどん質の高いトレーニングをぶち込んで、ガムシャラにやって、それができたのなら、結果的にいいフォームだよねっていう感じです。
それの方が逆に認識できると思う。
練習では20%ぐらいはフォームのことを考え、残りの8割はとにかく押していくぞという意識の持ち方をしているんです。
メルマガでも触れましたけど、お腹周りと首はランニング中に「フラフラする不安定な箇所」です。
上半身を棒と考えて、ピシッと硬い一本の棒と、フラフラする箇所のある棒を立てて前に運ぶ場合、どちらが安定するかというと、間違いなく前者でしょう。
これはそのままランニングにもあてはまります。
藤原さんの考え方を見ても、体を「硬い棒」にするための腹筋は、走りのポイントになるパーツだとわかります。