このコンテンツを作っている現在、私は友人の定食屋でバイトさせてもらってます。何でも外食産業は人手不足だそうで。
飲食店で働くのは好きなので、皿洗いや野菜刻み、時にはホールに出たりとあれこれ手伝っております。
仕事自体は全く問題なかったのですが・・・
右手ばかりで刻み物を長時間 体に歪み→背中痛発症
働いているうちに、体の一部に痛みが出てきました。激痛ではありませんが、ジワ~ッとくるなんとも言えない痛みです。
この痛みは何だ?とあれこれ考えてみたところ、あることに気づきました。
これってあまり軽視できないことなのではありませんか?調理師の方ならほぼ全員が該当すると思うのですが。
痛みが出た場所、それは
背中です。
日によっては、結構な量の刻みものをします。1時間ほど刻みっぱなし、という日もしばしばあります。
私は右利きなので、ひたすら右手で包丁をふるっていたら、どうも背中が痛むようになったのです。
左手で包丁を使って左右のバランスをとったところ…
ご存知のように(?)私は体の左右のバランスには敏感な男です。なので、
「これはきっと右手ばっかり使ってるからじゃないか?バランスが崩れてるんだろう」
と考えた私は…
なんと左手で包丁を使うことにしました。
ネギの小口切りや、大根・人参の拍子切りなどもひたすら左手で。大根はかつらむきにもチャレンジしました。
しかし当然のことながら動作はぎこちなく、とんでもなく分厚くなったりします。右手よりもさばくスピードが圧倒的に遅くなるので、サービス残業ばかりやってます。
それでも根性で続けていると、うまくしたものでボツボツ慣れてくるもの。最近は少しスピードアップしてきました。神経と筋肉が備わってきたのか、適切に力をいれられるようになったのです。
「バランス作戦」は効を奏したようで、しばらくすると背中の痛みはピタッととまりました。
理師の方は、バランスの崩れからくる体の不調は感じないのでしょうか?
もちろん包丁に限らず、何かの道具を利き手ばかりで使う職業の方で、何か不調を感じているなら、体のバランスを意識してみてはいかがでしょうか。
私は背中の痛みでしたが、腰痛、肩こり、人によっては便秘なども起きるかもしれません。地味ですが、結構大事なことだと思います。