言うまでもなく、未成年者の飲酒は禁止されています。
 
「未成年者飲酒禁止法」という法律で禁止されており、相手が未成年と知りながら酒類を販売すると罰金(50万円以下)が課されます。
 
では、未成年から「なぜお酒を飲んだらいけないの?」と聞かれたら、どのように答えれば良いでしょうか?

回答はいくつも考えられますが、私としては
 
「アルコールを分解する機能が十分ではなく、脳に悪いから」
 
が良いのではないかと考えています。
 
お酒を飲むと、大人であればアルコールは肝臓で分解されたのち、体外に排出されます。
 
しかし子供はアルコール分解機能が未発達のため、アルコールや、アルコールが分解されたアセトアルデヒドがそのまま血液に乗って全身を巡ってしまいます。
 
すると、脳の大脳新皮質(理性を司る)、小脳(バランスを司る)、海馬(記憶を司る)といった非常に重要な箇所がダメージを受けます。
 
感情がコントロールできずに怒りっぽくなったり、フラフラしたり、記憶障害を起こす可能性も出てきます。(大人でもひどく酔った時にはこういった障害が出ますよね)
 
未成年者が飲酒して脳の神経細胞が破壊されてしまうと二度と再生しないといわれています。
 
未成年者がアルコールを飲みたい、というのは背伸びしているだけですので、ビシッとやめさせなくてはいけません。