小腸の長さは6~7メートルで、食物を消化・吸収する働きをします。
 
小腸は胃と大腸の間にある腸で、十二指腸(約30cm)、空腸(約2.5m)、回腸(約3.5m)の三つの部分からなっています。
 
小腸には数百万もの突起(絨毛と呼ばれます)があり、さらにそれぞれの絨毛に微絨毛が生えているため、小腸内壁の表面積は広大(テニスコート二面分)なものになります。

ヨーグルトや納豆を食べることで小腸内にある免疫細胞が活性化されます。その結果、免疫調整能力が上がり、疲れにくくなったりカゼをひきにくくなったりします。
 
大腸はおよそ1.5mの長さがあり、一部栄養素と水分の吸収、便の形成と排出を担っています。
 
大腸は盲腸、虫垂、結腸、直腸からなり、小腸とは違って絨毛はありません。
 
また大腸は体の中で最も病気の種類が多い場所といわれており、さらに現代人の病気の多くが大腸の環境に起因すると考えられています。

新谷弘実博士 腸内環境と食事

「腸相」という言葉で有名になった新谷弘実博士は「腸の環境を整えることで病気は防げる」と主張しています。
 
腸相を整えるため、博士は次のようなことを主張しています。

・精製していない穀物をとる
・牛乳などの乳製品はできるだけとらない(博士はヨーグルトも腸には良くないと主張されています)
 
・揚げ物・マーガリンは避ける
・肉食は避け、魚を食べる
・飲酒も控える

 
当サイトの別コンテンツでは何度かお知らせしていますが、私は新谷博士の主張には「?」と感じるところもあります。
 
博士は牛乳や緑茶は飲むべきではないとしていますが、私はいずれも「飲んでもいいんじゃない?」という立場です。
 
しかし新谷博士以外にも、牛乳や緑茶はNGと主張する人はいるので、やはりちゃんとした根拠があるのでしょう。
 
このへんは判断が難しいところですが、私としては飲まないことによるデメリットが大きいと感じているので、飲み続けるつもりです。