関東労災病院整形外科部長の夏山元伸医師は、腰痛内視鏡手術のエキスパートです。
夏山医師は腰に優しい運動・腰に負担のかかる運動として、以下の種目を挙げています。
腰に優しい運動・負担のかかる運動 自体重のかかり方と姿勢 年齢も影響
腰に優しい運動
・ウォーキング
・骨盤体操
・水泳・水中歩行
・グラウンドゴルフ
・社交ダンス
・ゲートボール
腰に負担のかかる運動
・ジョギング
・エアロビクス
・バレーボール
・バスケットボール
・バレエ
・アイススケート
このサイトで何度か推奨しているように、ウォーキングは心がけさえすれば日常生活で実践しやすく、しかも効果の高い運動です。
夏山医師はウォーキングを「どの年代にも勧められる」としています。
何はともあれ、まずは「これまでもよりもたくさん歩く」を心がけてはいかがでしょうか。継続すればダイエット効果もあり、ますます腰痛と縁遠くなれます。
腰に負担のかかる運動の目安は、
・飛び跳ねたりして、自体重の「ドスン」という負荷が腰にかかるかどうか
・前傾姿勢を保つなど、負荷の大きい姿勢を頻繁にとるかどうか
です。
これらの動作を長期間続けると、腰にダメージが残りがちです。
腰に優しい運動かどうかは、年齢も関係します。
若い頃であれば多少負荷の大きい運動をしても問題はありませんが、中高年になっても同じ負荷では、老化した椎間板が耐えられません。
健康維持が目的であれば、年相応の運動が最も適しています。
このコンテンツは夏山医師の著書「『腰痛』にならない生活、治す生活」の50~51ページを参考にしました。