以前読んだ本「ゆっくり呼吸で病気は治る!」上虚下実(じょうきょかじつ)という言葉が出てきました。

どういう意味だろ?と解説を読んでみたら、どうやら「身体の理想的な在り方」という考え方のようです。
 
同書から一部を引用させて頂きます。

気功や呼吸法では、上虚下実が理想とされています。
 
上虚とは、上半身の力みをなくしリラックスさせるということ。下実というのは、下半身には気が満ちてどっしりと充実感のある状態のことをいいます。
 
立ったときには、足の裏がぴたっと床に吸いつく感じです。少々押されても、竹がしなるように倒れません。
 
日ごろから上虚下実の状態でいれば、てきぱきと動けるので、運動能力も高まります。
 
姿勢も良くなり、肩こりや腰痛にもなりにくくなります。転んでもけがをしにくくなり、けがをしても軽くてすみます。
 
全身の血行がよくなり、冷えもなくなります。基礎体力がつき、内蔵も丈夫になります。
 
今の人たちはどうでしょうか?だいたいの人が「実」で下が「虚」になっています。
 
(中略)
 
私は、上虚下実の姿勢を作るのにもっともよい方法は、呼吸法だと思っています」
 
ゆっくり呼吸で病気は治る!(Amazon)」帯津良一著169~171ページより

フ~ッと息を吐くと、肩がストンと落ちるとともに、力もスーッと抜けていきますよね。
 
おそらくこれが「上虚」のはしりではないかと。
 
「下実」の実感はまだありませんが、良い呼吸を継続していくと、いつかわかる日が来るのではないでしょうか?