王監督のように胃を全摘出すると、しばらくは食事ができません。
水分も2~3日様子を見てから摂取します。
胃が無いということは、食べ物が急激に小腸に達することになります。その結果、食後2~3時間で空腹になる、疲れやすくなるなどの後遺症がしばらく続きます。
その他の後遺症として食後に
・腹痛
・吐き気
・めまい
・手の震え
・脱力感
などの症状が出る場合があります。
「ダンピング症候群」と呼ばれる症状で、これが治まると逆流性の食道炎が起こるケースもあります。
一方で後遺症が全く無い人もおり、何年か後になって後遺症に襲われるケースもあるのです。
自分に最適な食事の量やスピードは、各自で見つける必要があります。
早期の胃がん治療では、肉眼で見て転移部分などが無いように切除されれば、治癒と見なせる5年後の生存率は9割以上に上ります。