ゴルフ界で「帝王」と呼ばれるジャック・ニクラウスさんは、デビュー当時は体重が常に90kg以上ありました。

ニクラウス家はドイツ系で、大食漢が多かったそうです。
 
本人も19歳で初めてマスターズに出場した時は寄宿舎でステーキ3枚を毎晩のように平らげていました。

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ところが29歳の時、イギリスのライダー・カップに出場している最中に「それまで感じたことがないほどの疲れ」がいきなり襲ってきました。
 
とにかく体の芯から重く、疲れきった感じだったそうです。
 
そこからニクラウスさんは一念発起し、ダイエットに取り組みます。
 
家での食事量を制限し、ゴルフ場ではクラブを5~6本かかえ、常に走って移動しました。18ホールを1時間で回ったのです。
 
その結果、体重は80kg台前半で安定するようになりました。
 
ニクラウスさんいわく「多少の飛距離は犠牲にしたかもしれないがラウンド中に疲れを感じなくなった」そうです。
 

 
考えてみると、ゴルフは1ホール300~400mを18ホール歩くわけですよね。
 
ということは、ラウンドあたり少なく見積もっても5kmくらいは歩くことになります。これはなかなかまとまった距離です。
 
一日に歩く距離の目安として「一日一万歩」とよく言われます。
 
成人男性の場合、一万歩歩くと距離はおよそ7kmになります。ゴルフを一ラウンドプレーすると「一日一万歩」はほとんどクリアできるというわけです。
 
ゴルフのプレー自体も楽しいですが、「ウォーキングを行っている」という意識も持つと「趣味と実益」を兼ねられて一石二鳥ではないでしょうか。