近年話題になっている麹(あるいは糀)水(こうじすい)は、簡単に作れて、様々な健康効果が期待できるようです。
 
(雑誌「「壮快」2018年1月号」16~21ページを参考にしています)

糀水を作るには、文字通り糀を水につけるだけ。これで終わりです。糀の有効成分が溶け出した水を飲むわけです。
 
温度を加えると甘酒になります。
 

 
つまり糀水は、甘酒のいわば”前段階”なのです。
 
糀水には、
 
ビタミンB1 B2 B6 ナイアシン パントテン酸 オリゴ糖
 
といった栄養素が含まれています。糖質や脂質、たんぱく質の代謝が促進されるため、ダイエットや肥満目的の方にもおすすめです。
 
それだけではありません。「壮快」の記事には、

血圧・血糖値低下 肝機能数値改善 尿酸値低下 花粉症軽減 肩・首のコリ解消 お通じ改善 皮膚の潤いアップ リウマチの痛み軽減

 
といった目的にも勧められています。
 
血圧低下はペプチドの働きによるもの。お通じが良くなるのは、腸内細菌のエサになるオリゴ糖が含まれているためです。腸内環境の良しあしが、全身の健康に関係しているのはもはや常識です。
 
糀水の作り方については、こちらの動画をどうぞ。新潟県山崎糀屋の女将さん、山崎京子さんが作り方を実演されています。
 
生黄糀を使用した健康レシピ 糀水(こうじすい)の造り方
www.youtube.com/watch?v=MvL0eayCjx0
 

※余談をひとつ。
一般に「こうじ」は「麹」の字を使います。こちらは麦を原料にしているものを指します。
 
対して山崎さんの店では米を原料にしているので、「糀」の字を使っています。
 
このコンテンツでもその表記を採用させて頂きます。^^

 
動画で紹介されている作り方をざっくりまとめるとこんな感じです。
 
1 糀100gを三角コーナー用の不織布に入れて縛り、容器の中へ
 
2 水500CCを足し、冷蔵庫で保存する
 
3 8時間経過したらできあがり

 
ものすごく簡単ですよね?
 
簡単ながらも一応注意点はあります。

・必ず冷蔵庫で保存する 黒酢を作る菌と同じなので、常温では発酵しすぎて酸っぱくなってしまう できるだけ低温で8時間保存する
 
・飲む場合は3日以内に飲みきる
 
・できた糀水を持ち歩く際は、ペットボトルで保存する 金属製の水筒だと破裂の危険がある(ペットボトルは膨らむ)
 
・化粧水として使うなら(顔につける場合は特に)目立たないところで試してから使う
 
・水出しに3回使ったら、残った糀はお風呂に入れてもOK

 
ちなみに動画の山崎さんは72歳です。かなりの美肌&若々しさじゃないですか?
 
山崎さんは、日常的に糀水を飲んでいます。完全に生活習慣の一部になっているんですね。
 
感覚としては、インドの人が日常的にラッシーを飲むようなものでしょうか?
 
イケそうなら、習慣の一部にとりいれてみて下さい。