うつの人に「頑張れ」と言ってはいけない、とは広く知られるようになりました。
言っている人は激励しているつもりでも、言われた人にはストレスになるのです。
「頑張れ」の他に、うつの人にタブーとされる言葉はないのでしょうか?
うつの人にはNGな言葉 傷つけないための心がけは
フリーライター安部結貴さんが、自身のうつ体験を書いた「わかってほしい!うつ患者のホントの気持ち(Amazon・PR)」で、「うつ病患者が言ってほしくない言葉」をまとめています。
「元気を出しなよ」
「かわいそうね」
「私がかわってあげられたら・・・」
「神経が弱いから…」
「どうしちゃったの?」
「どうしたらいいのかしら?」
「早くよくなろう」
「だからダメなんだよ」
これらの言葉は、うつ患者にとって辛く、負担になります。つい口にしそうな言葉も含まれています。
「だからダメなんだよ」は論外のように感じますが、長いことうつ患者と長くつきあっていると周囲の人もストレスを感じ、イライラしてこうした言葉を口走るのは、それほど珍しくないそうです。
必要以上に気を遣ってしまいそうですが、安部さんによると
ただ傷つくだけでなく、ある言葉によっては大きなストレスの原因になることもあるのです。
だからといってそれを意識しすぎると、普通の会話もできなくなってしまいますから、必要以上に神経質になることはありません。
日常会話は、今までどおりでOK。
患者を傷つけないポイントは、意識してうつにふれないということです。
(「わかってほしい!うつ患者のホントの気持ち」189ページより)
「言ってほしくない言葉」を頭に入れておいて、それ以外は普通に会話するよう心がけるのが良さそうです。
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