このコンテンツでは、高血圧に関する話題を二つ紹介しています。

朝に血圧が高くなる現象と、高血圧の遺伝についてです。
 
高血圧は遺伝の影響と共に、環境要因も見逃せません。

モーニングサージ 月曜日は日曜日の2倍

「モーニング・サージ」とは朝に血圧が高くなる現象です。
 
朝は「カテコールアミン」というホルモンが分泌され、血圧が上昇しやすくなるのです。
 

 
脳出血や脳梗塞など、脳の血管の疾患が朝に多いのは、モーニングサージが影響していると考えられています。
 
自治医科大学循環器内科学教授の苅尾七臣教授によると、モーニングサージの発生は月曜日か一番多く、日曜日が一番少なくなります。
 
月曜日のモーニングサージ発生数は日曜日の約二倍に達します。また、心臓疾患による突然死も月曜日が一番多くなっています。
 
寒い季節は朝以外の時間帯でも平均的に血圧が高くなります。心臓や脳血管の疾患が冬に多いのはそのためです。
 
以上のデータから、冬の月曜日の朝は循環器系の疾患を最も注意すべき日といえます。
 
ちなみに私も少しばかり高血圧気味です。上が140mmHgを超えることがしばしばあり、冬場はだいたい超えてます。
 
しかし、血圧に関していくつか記事を読んでみると、「よほど極端に高くない限り、それほど気にしなくてもいいんじゃないか」なんて考えるようになってます。
 
アメリカでは降圧剤は180mmHg以上の人にしか処方されません。また日本人の栄養状態は改善されており、血管も丈夫になっています。
 
東海大学医学部の大櫛陽一教授は血圧は160mmHgまでは死亡率は全く上がらないと主張されています。

高血圧が遺伝する確率 環境の「遺伝」も重要

「過度の高血圧が身体に悪い」とは最も一般的な”健康常識”になっており、いわゆる「健康オタク」ではなくても「血圧が高めなんだよね」と気にしている人は多いようです。
 
場合によっては「がんの多い家系」のように、「高血圧の家系」ってあるのかな?と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
 
いくつかの病気において遺伝の要素が考慮されるように、高血圧も遺伝するのでしょうか?

慶應義塾大学の保健管理センター副所長で医学博士の河邊博史教授の研究によると、どうやら「遺伝する」といえます。
 
河邊教授の研究から、親の血圧と子供が高血圧になる確率に以下のような関係が確認できました。

・両親ともに高血圧の場合 約60%

・両親のどちらかが高血圧の場合 約30%

・両親ともに高血圧でない場合 3~5%

また河邊教授によると、体質的な遺伝と共に、親の影響を受ける「環境要因」も重要です。

つまり、

・親が濃い味付けの食事を好む
・親があまり運動をしない
・夜遅く食事をする習慣がある

といった環境要因は、非常に高い確率で子供にも影響を及ぼします。
 
親が濃い味付けを好むと子供も薄味が苦手になり、親が運動嫌いなら子供も身体を動かさなくなる、というわけですね。
 
高血圧が遺伝する家系であれば、環境要因には特に気をつける必要があるのです。

実はこれ、私個人的にとてもよくわかる話です。
 
上の記事でも書いたように、私は血圧がやや高めです。父も血圧が高めなので、どうやら高血圧が私に遺伝しているようです。
 
ただし父はかなりの健康志向なのです。運動好きですし、食事も薄味を好みます。
 
ありがたいことに、こうした環境要因も私は受け継いでいるので、高血圧気味であってもどうにかそれなりに健康をキープできています。
 
健康に限らず、勉強やスポーツといった分野でも遺伝の要素は確かにありますが、後天的な要素(環境や生活習慣など)がそれ以上に大事ではないでしょうか。

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