俳優で画家でもある片岡鶴太郎さんは、概ね健康を保って活動を続けてきましたが、ただ一つ悩みがあります。
それは極度の冷え症なこと。
体温も血圧も低めの体質なのだそうです。
(このコンテンツは雑誌「壮快」2016年4月号(Amazon)74~75ページを参考にしています)
人が汗ばむほど暖房のきいた部屋にいても、鶴太郎さんだけは寒さで震えてしまいます。
冬の屋外での撮影では、衣装によっては「体中の細胞が凍るのではないか」と思うほど冷えるのだとか。
ある番組の企画で人間ドックの検査を受けたところ、軽度の甲状腺機能低下症(橋本病)だと判明しました。
鶴太郎さんの冷え症は、ホルモン分泌量の低下が原因だったのです。
その後、テレビで「甲状腺機能低下のために体が冷える」という話をしたところ、視聴者から多くの反響が寄せられました。
その中に、漢方の先生からの「肛門を温めなさい」というアドバイスがありました。「肛門が温まれば、大腸が温まり、ひいては体の隅々まで温まる」のです。
その先生から渡された、赤外線ヒーターつき座布団に座ってみると、体の内側からじんわりと温まり、とても快適になりました。
すっかり気に入った鶴太郎さんは、これを外出時にもできないかと考え、思いついたのが使い捨てカイロをお尻に貼ること。
いわば「肛門カイロ」ですね。
このおかげで、冬場のロケが格段に楽になったそうです。仕事への集中力もさらにアップしました。
実践する際には、必ず下着を2枚重ねた上から、肛門を覆うようにカイロを貼りましょう。
間違っても、肛門に直接貼ってはいけません。
以前はちょっとした体調不良でも市販薬を使っていましたが、冷え症を克服したおかげで自然治癒力がアップしたためか、もう長いこと薬は飲んでいません。
2012年からはヨガを始め、生活全般を見直してからは体調が上向き、「今が心身ともにベストな状態」なのだそうです。