俳優の阿藤快さんは2015年の11月、大動脈瘤(りゅう)破裂胸腔内出血で急逝されています。
 
「背中が痛い」誕生日に急死の阿藤快さん、予兆? 出演の医療番組でも指摘されていた
http://www.sankei.com/entertainments/news/151117/ent1511170005-n1.html
 
亡くなったのは14日で、奇しくも阿藤さんの69歳の誕生日でした。

13日にはメールで仕事の打ち合わせをしたばかりだったそうです。
 
あまりに急な死は驚きでしたが、予兆らしきものはありました。
 
阿藤さんは以前、テレビの医療番組で心臓の血管が詰まっていると指摘され、血流を促す薬を飲んでいました。
 
医師
 
亡くなる前には背中が痛いとしばしば訴えていて、マッサージを受けていたそうです。
 
たばこは10年以上前にやめていましたが、芋焼酎を「水みたいなもんだ」と言うほどの酒豪でした。
 
高野ビルクリニックの冨名腰文人院長の解説を箇条書きにまとめます。

・大動脈瘤とは、文字どおり大動脈にできるこぶのこと
・動物性脂肪分やアルコールの大量摂取、喫煙などによる動脈硬化が原因でこぶができる
・そのこぶが破裂して胸腔内に血液が大量に流れこんでしまい呼吸困難になった
 
・阿藤さんの背中の痛みは相当ひどかったはず
・一刻も早く医者にかかっていれば、人工血管で治る可能性もあった
・高血圧の人は特に注意が必要

 
直前まで普通に生活していても命を落としてしまうのは怖いですよね。
 
特に喫煙・飲酒習慣がある方は健康診断を欠かさないようにして、背中の痛みなど予兆らしきものは軽視しないよう心掛けたいものです。