2011年に「茶のしずくせっけん」でアレルギー症状を発症する人が続出した件は大きな騒動になりました。
茶のしずく石けんで66人重篤 アレルギー症状471人
www.asahi.com/national/update/1114/TKY201111140569.html
(現在この記事は削除されています)
記事の内容などをまとめます。
皮膚から小麦成分→免疫機能が異物認定
茶のしずくは、意識を失うなど重いアレルギー症状も引き起こしています。
・厚生労働省のまとめでは、発症者は471人
・そのうち66人の症状は、救急搬送や入院が必要なほど重篤で、意識不明になる例もあった
・小麦にアレルギーが無い人でも、毎日の使用で発症する可能性がある
茶のしずくと同じ小麦由来成分を使った石鹸や化粧品は、他社製でも自主回収されています。
簡単にいえば、「石けんを使ったら小麦アレルギーになった」という話で、ネット上にわかりやすくまとめられていました。
↓
免疫細胞「なんでこんなのが皮膚から侵入してくるんだよ!この量は異常。こいつ敵だな。敵認定するからな」
↓
小麦アレルギーへ。
普通に口から摂取すれば問題なかった。 変なとこから大量に吸収したから免疫細胞のブラックリストに載った。
小麦は本来食べるものなので、皮膚から吸収されることはありません。
なので皮膚から入ってくる小麦成分には免疫機能が強く反応したと考えられます。
小麦アレルギーでパン ラーメン パスタ 洋菓子全てNG!これは大変
こんなまとめ記事もありました。
「茶のしずく石鹸」で小麦アレルギーに。
被害者「パン、ラーメン、パスタ…全部食べられなくなった」
blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1678010.html
簡単に「小麦アレルギー」と書きましたが、実はものすごく大変です。
タイトルにあるように、パンや麺類はNGになりますし、洋菓子、天ぷらもダメです。
少しでも小麦が使われていればもれなくNGなわけです。
「これはマジ発狂するわ。外食とか寿司くらいしかできねえ」といった書き込みもあります。私も、麺類が食べられなくなったらショックどころの話ではありません。
記事によると、アレルギー症状の根源であるとされる「グルパール19S」は、安全性試験が実施されていない成分でした。
余談になりますが、うどん職人さんの中にもごくまれに小麦アレルギーになる方がいるそうです。私は実際に会いました。
修行時代もずっとうどんを食べるため、人によってはアレルギー体質になってしまうのだとか。
何も対策をしないままではうどんの味や加減を、自分の舌で確認できなくなります。なので、私が会った職人さんは、アレルギーの薬を飲んで仕事をしていました。
やっぱりアレルギーは大変ですね。