私は健康サイトを運営していながら高血圧気味です。
140mmHgを時々超えるのです。寒い季節になるとほぼ超えてます。
現在日本では血圧が140mmHgを超えると「血圧高めじゃない?」と判断されます。私もそのひとりです。
ところがこの降圧目標の基準値、以前は180mmHgでした。それが2000年には170mmHgになり、04年には140mmHgと二度にわたって下げられました。
決定したのは日本高血圧学会です。
血圧が150mmHg だった人は、この間に「ちょっと不健康な人」になってしまったのです。
この基準値の変化により、それまで「健康」とされた人も降圧剤を飲むようになりました。ちなみに、私の父も現在は降圧剤を飲んでいます。
しかし、何かヘンだなぁと思いませんか?私などはすぐ「降圧剤を売った人は儲かっただろうなぁ」と考えてしまいます。
こういった状況を厳しく糾弾しているのが東海大学医学部の大櫛陽一教授です。
血圧の降圧目標値が定められたのは、脳の血管が破れることによる脳内出血を防ぐことが目的でした。
しかし、大櫛教授によると現代の日本人の栄養状態は大幅に良くなっており、血管も丈夫になっているそうです。
そのため、1950年代には脳卒中の9割以上を脳内出血が占めていましたが、2005年には脳内出血が26%、脳梗塞が63%と脳出血が大幅に減少しています。
アメリカでは降圧剤は180mmHg以上の人にしか処方されません(08年現在)し、185mmHgまでは血管は破れないと言われています。
大櫛教授は160mmHgまでは死亡率は全く上がらず、それを超えても少し上がるだけだと主張しています。
さらには、血圧を下げすぎると、かえって脳梗塞や心筋梗塞の危険性が上がるとも指摘していて、サッカーのオシム監督が脳梗塞で倒れたのも「心臓病で降圧剤を使っていたからではないか」と大櫛教授は見ています。
いかがでしょうか?
私は「少しくらい血圧が高くても、それほど気にしなくていいのかも?」と思ってしまいました。
とりあえずは高血圧の基準値を疑ってみた方が良いかもしれません。私はもともと薬は飲まない主義なので、父が降圧剤を飲むことにはあまり賛成できませんでした。
父には上のような経過も伝えてみようと思います。
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