野球ひじには、小・中学生に多く見られる内側型と、高校生に多く見られる外側型があります。
 
内側型では骨に変化はほとんど見られませんが、外側型の場合、「離断性骨軟骨炎」といって、骨や軟骨が遊離し、場合によっては手術が必要になります。

野球ひじの対処法 無理して投げるのは禁物

高校球児は変化球を多く投げるようになるのでひじ関節内の骨や軟骨がはがれやすくなるのです。
 
野球ひじは早めの対処が大事です。
 

 
チーム事情などを考え、痛みを我慢して投げ続けるとそれだけ回復が遅れます。将来を考えて、治療を優先させましょう。
 
安静にして、ひじに負担をかけないように心がけます。ストレッチやアイシングも効果的です。(※アイシングは逆効果とする主張もあります。関連記事をご覧ください)
 
中学生であれば一日に投げる球は70球まで、週単位であれば350球までという目安を主張する医師もいます。
 
投げる動作ができない間は走りこみや筋トレで下半身強化に徹するという対処法もあります。スタミナもつきますし、上半身を使いすぎず下半身を強化すれば投球のレベルアップも図れます。
 
野球ひじは多感で育ち盛りの子供に起きます、治療に先が見えないと、本人だけでなく親御さんも不安になりがちです。
 
一般の整形外科だけでなくスポーツトレーナーやスポーツマッサージについて知識のあるトレーナーのアドバイスを受けるのもひとつの手です。
 
ひじの治療だけではなく「投球フォーム」「投球に適した筋トレ」など、より専門的な知識を得られます。