バイアグラとレビトラは、勃起薬としては同じなのですが、薬の種類は違います。
食事の影響を考えなかったり、飲むタイミングを間違うと効果が減退することもあります。
また何より、持病があると服用に注意が必要なケースもあります。
バイアグラとレビトラ違い 注意する人 食事の影響や飲むタイミング
バイアグラは硝酸薬なので狭心症のある人は使用に注意が必要です。医師の診断を仰ぎましょう。
食事で摂取したものの影響を受けるので満腹時に服用するのは良くありません。
1回あたり1錠、50mgが限度量です。性行為の1~2時間前に飲みましょう。
レビトラはアルファ遮断剤なので前立腺肥大気味の人は注意が必要です。
食事の影響は非常に少ないとされ、1回あたりの限度量は1錠20mgです。性行為の30分前に飲んでも効果が出ます。
レビトラとは バイアグラの後継に 即効性あり
レビトラはバイアグラの発売(98年)から6年後、ドイツのバイエル社とイギリスのグラクソスミスクライン社によって開発されました。
レビトラの主成分は塩酸バルデナフィルで、血管の拡張作用や血流を促進して勃起を促す作用を持っています。(バイアグラの主成分はクエン酸シルデナフィルです)
もともとレビトラは、バイアグラで十分な効果が得られないED患者に対して開発されたものです。
以前日本ではレビトラの使用量が1回あたり10mgまでと規制されていました。
しかしこれだけでは量が少なすぎて、効果が表れないか、十分でないケースが多く発生しました。糖尿病を患っていたりすると効き目が弱かったのです。
そこで規制が緩和され、一回当たりレビトラを20mgまで使用できるようになりました。(07時点の情報です)これにより効果が不足するという症例は大幅に少なくなりました。
レビトラは服用時に食事の影響をほとんど受けず、同時に即効性があります。
ただし多量の飲酒や喫煙習慣があると薬の作用は弱くなってしまいます。
服用しても性的な刺激必要 継続使用で効果減退もナシ
バイアグラとレビトラどちらも性欲増進作用はありません。
つまり「服用すれば自動的に勃起する」というものではなく、性的な刺激で興奮する必要があるのです。この点は利用者に勘違いされていることが多いようです。
バイアグラやレビトラなどの勃起改善薬を続けて利用しても、体が慣れて効果が薄れたりすることはありません。中毒になることももちろんありません。
「このまま飲み続けると薬無しでは勃起しない体になるのではないか?」という心配も無用です。
EDの原因が心因性であった場合、勃起改善薬を利用して性交渉が成立したらそれで自信を取り戻すきっかけになりえます。
EDの原因が器質性であっても、勃起改善薬で悪化することはありません。