雑誌「週刊文春」に、「食医」についての記事がありました。
一部を抜粋して紹介します。
このコンテンツは雑誌(PR:Amazon)週刊文春平成30年2月15日号129~133ページを参考にしています。
食医とは?口から食べることで治療効果を上げるサポート
「食医」は一般にはあまり知られていませんが、簡単に言うと
口から食べることをサポートする医師
です。
「口から食べるって当たり前では?」と考えてしまいますが、高齢の患者さんが誤嚥性肺炎を起こした場合など、口からの食事を止めてしまうことがあります。
これは口から入った食べ物が誤って肺に入り炎症を起こすリスクがあるからです。
しかし文春の記事によると、誤嚥性肺炎の原因は寝ている間の唾液の誤嚥であり、食べ物ではありません。むしろ積極的に口から食べながら治したほうが、誤嚥性肺炎の治療効果が上がるとされています。
誤嚥性肺炎以外でも、口から食べることで治療効果が上がるケースは多く見られます。こうした患者さんの食事をサポートするのが食医なのです。
文春の記事には、「食医のいる医療機関リスト」もありました。
現時点で食医の数はまだ限られていますが、このリスト以外にも口から食べることに力を入れている病院・団体は増えています。
地元の医療機関に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
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- 誤嚥性肺炎は食べながら治す
食医のいる医療機関リスト
岩手県盛岡市
岩手医科大学付属病院歯科医療センター
玉田泰嗣歯科医師
秋田県由利本荘市
JA秋田厚生連由利組合総合病院
谷合久憲医師
栃木県足利市
足利赤十字病院
中村智之医師
寺中智歯科医師
石川県七尾市
公立能登総合病院
長谷剛志歯科医師
埼玉県秩父市
医療生協さいたま秩父生協病院
担当:スワローチーム
東京都品川区
NTT東日本関東病院
稲川利光医師
東京都文京区
東京医科歯科大学歯学部付属病院
戸原玄歯科医師
東京都大田区
鈴木央医師
鈴木内科病院
東京都台東区
三ノ輪口腔ケアセンター
神奈川県伊勢原市
JA神奈川厚生連伊勢原協同病院
小山珠美看護師
神奈川県横浜市
市ヶ尾カリヨン病院
松原麻梨子歯科医師
神奈川県横須賀市
神奈川歯科大学付属病院
飯田貴俊歯科医師
愛知県豊明市
藤田保健衛生大学病院
松尾浩一郎歯科医師
岡山県津山市
社会医療法人清風会日本原病院
平尾由美言語聴覚士
熊本県熊本市
医療法人桜十字 桜十字病院
安田広樹医師
熊本県菊池郡
熊本リハビリテーション病院
吉村芳弘医師