飛行機の機内食メニューは、機長と副機長では全く別のものを食べます。
さらにはそれぞれに使われる素材も原則として違います。
機長と副機長のどちらかが食中毒やアレルギー反応などで体調を崩しても操縦を続けられるようにするためです。
国際線の機内食は、フライト時間が6時間より短ければ1回、長ければ2回出されます。飛行時間によって回数が決定されるのです。
機内食が1回の場合は離陸から1時間以内、2回の場合は1回目が離陸から2時間以内、2回目は到着予定時刻の2時間前を目安に提供されます。
宗教上の理由から食べることができない食材などがある場合に備えて「特別食」というメニューも用意されており、事前に申し込めば食べることができます。
特別食には次のような種類があります。
・低塩食 調味用の塩を使用していない
・低カロリー食 油脂・砂糖を使用していない
・ムスリム・ミール イスラム教徒向け 豚肉・アルコールを使用していない
・ヒンドゥー・ミール ヒンドゥー教徒向け 牛・豚肉を使用していない
・コーシャ・ミール ユダヤ教徒向け 事前に教義に則った祈祷済み
・ベジタリアン・ミール 菜食主義者向け 肉・魚を使用していない
国内線での機内食は1951年から始まり、サンドイッチなどの軽食が提供されたそうです。