ここ数年、「ご当地マラソン」の盛況ぶりはスゴいものがあります。

管理人の地元でも毎年2月に「熊本マラソン」が開催されており、もはや恒例行事になりました。
 
全国的には「マラソンが開催されない県のほうが少数派なのでは?」と感じるほどです。(詳細に調べたわけではありませんが)走ることに魅力を感じる人が、それだけ増えているのでしょう。
 

 
タイム短縮を強く意識しているランナーも多いはずです。
 
ということでこのコンテンツでは、マラソン(長距離走)に関する話題を紹介します。

タイムが30分短縮する?コツ

雑誌「ランナーズ」2012年 03月号に、「直前対策で『30分速くなる』ってホント??」という特集がありました。
 
岩本能史コーチの記事で、「レース前日や当日のマネジメントを上手くするだけで、タイムが30分近く変わる可能性がある」のだそうです。
 
挙げてある10項目のポイントの中で、私が特に「へぇ~」と思ったキモは、
 
レース前は、とにかく脚(足)を使わない
 
です。
 

 
どんな形であれ、脚を使う行為は疲労の原因になってしまいます。前日に走ったり、歩き回ったりしないのはもちろん、長時間立つのもダメ。
 
岩本コーチは「立たず、歩かず、走らず」を心がけていて、レース直前のウォーミングアップすらも「疲労の原因になり、後半の失速を招くので必要ない」と主張しています。
 
記事には、実際にウォーミングアップ無しでフルマラソンを走った人の体験談も紹介されていて、この人は自己ベストをなんと32分も更新したそうです。
 
その他のポイントも、へぇ~と感じるものばかりでした。
 
タイム短縮を考えているランナーは、一度目を通してみてはいかがでしょうか。




岡田正裕さん 試合で大事な要素「食べる力」

拓殖大学陸上競技部監督の岡田正裕さん(熊本出身です)は、試合でもっとも大事な要素を
 
「集中力、判断力、注意力」
 
としていて、これらを発揮するためには、バランスの良い食事が欠かせないと考えています。
 
(このコンテンツはランナーズ 2011年 07月号(Amazon)を参考にしています)
 
都道府県女子駅伝で中学、高校、社会人の混成チームを指導していた際、岡田監督は食事に関して選手から毎年アンケートをとっていました。
 
その結果、故障が少ない、あるいは故障をしない選手は、食べ物の好き嫌いが無かったそうです。
 
岡田監督は「喰い力(くいりき)がないと強くなれない」と選手によく指導しています。
 

 
ソウルオリンピックで日本代表になった松野明美選手は、岡田監督の指導を受けていた頃の体格が148cm、33kgでした。これだけ小柄にもかかわらず、遠征や合宿では常に二人分食べていました。
 
岡田監督は、食事は「嗜好」の問題でもあるので、あまり制限するのも良くないと考えています。大学の昼食や、週1回許可している寮外での食事では、選手に好きなものを食べるよう言っています。
 
ちなみに岡田監督は、夏の練習後はスイカを選手に振る舞っていました。水分と糖分が補給でき、ほどよい満腹感もあって、理にかなった食べ物なのです。