美容師の砂原由弥さんが、著書「なりたい自分は髪でつくる」で、ヘアカラーの色が抜ける悩みの対処法を解説されています。

同書の106~107ページから、一部を抜粋して紹介します。

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髪の質によって染まりやすさが変わる 色の抜けを防ぐには

まずは髪が染まる原理の解説から

ヘアカラーの仕組みは、カラー剤のアルカリ成分が髪の表面をうろこのように覆っているキューティクルを開かせ、その隙間からカラー剤を浸透させるというものです。

それによって、髪の色の元になっているメラニン色素を脱色。その後、染料成分が発色して髪の色が変わります。

一度発色した染料は元の形より大きくなるので、キューティクルの隙間から出ていかず定着します。

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染まりやすさは髪の状態や質によって変わります。

一般的に、細くてやわらかい髪、茶色い髪、カラーやパーマでダメージを受けている髪は染まりやすく、硬くて太い髪、黒髪、健康的な髪は染まりづらいとされています。
 
色素が定着するか抜けやすいかは、髪質や髪の毛の痛み具合によっても異なりますが、カラー剤の色が明るいほうが抜けやすく、暗いほうが抜けにくいという特徴があります。

カラー後の日常のケアも、色を長持ちさせるために非常に重要です。カラー直後は、まだ髪の内部で色素が定着していません。
 
色素は約48時間かけて定着していくため、その間はシャンプーを控えるのが理想的。どうしても気になる場合は、24時間あけてからぬるま湯で髪をすすぎ、トリートメントで整える程度にしておきましょう。
 
その後も洗浄力の強いシャンプーの使用をひかえ、カラーの定着を持続させるシャンプーを使ってください。

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髪の質とカラーの相性を美容師さんに相談するのも理解が深まるのでおすすめです。

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