ビタミンAは動物性のものにはレチノールとして、植物性のものにはカロテンとして含まれています。
 
ビタミンAの働きには次のようなものがあります。

皮膚や粘膜を正常に保つ 生殖機能・免疫機能維持 網膜の働きを正常に保つ抗酸化作用 コレステロール低下作用 心臓病の予防

 
体内でビタミンに変換されないカロテンのガンに対する抑制作用も注目されています。トマトやスイカに含まれるリコピンというカロテンは体内でビタミンAに変換されません。
 
ビタミンAは脂溶性なので体内の脂肪に蓄積します。そのため過剰摂取による弊害(下痢、睡眠障害、吐き気、頭痛、疲労感)に気をつけなければいけません。妊娠している人は特に、サプリなどによる過剰摂取には注意しましょう。
 
成人の許容上限摂取量は5000IU(=1500μg μgはマイクログラム、mcgとも表し、mgの1/1000です)
 
ビタミンAはウナギや卵、レバー、緑黄色野菜に多く含まれています。体内に蓄積されることもあり、栄養のバランスを考えた食事を摂っていれば不足することはまれです。