メルマガでも少し触れたことがありますけど、私には「これってかなりイケてる」と思う食材がいくつかあります。
 
そんな食材のなかで、ココア、にんにく、大豆食品などは実際に意識して口にしています。

習慣としては食べていないものの、すごく良いんじゃないか、と思っている食材もあります。
 
「梅干し」はその筆頭と言えるかもしれません。あれこれ健康記事を読むにつけ、「梅干しって、かなりイイんじゃないかな?」と強く感じるようになってきました。
 

 
目を引いた民間療法として(あくまで民間療法です)、
 
「梅干しをお湯に溶いて飲むと、寝つきがよくなる」
 
があります。私はこれ、初めて聞きました。
 
他に良く知られている効能としては、疲労回復があります。これは梅に含まれるクエン酸、リンゴ酸など8種類の有機酸が疲労の指標となる乳酸をたまりにくくするからです。
 
和歌山県立医科大学が行った研究では、梅干しがピロリ菌の活動を抑制することもわかっています。
 
同大学の別の研究では「梅干しは血管を収縮させるホルモンの活性を抑え、動脈硬化・肩こりなどを予防する可能性がある」と結論付けられています。
 
いわゆる「血液ドロドロ状態」は、カルシウムイオンの反応で起こるとされています。梅に含まれる有機酸はこのカルシウムイオンの働きも防ぐそうです。
 
このほかにもよく知られている梅干しの働きとしては、

◆免疫力アップ、シリンガレシノールによる抗菌作用
 
◆ビルビン酸による肝機能回復、クエン酸によるカルシウム吸収促進
 
◆ガンコな便秘解消、口臭予防
 
◆血液浄化作用
 
◆肝機能保持

 
などいろいろあります。
 
南高梅の産地である和歌山県みなべ町の人は、外から帰ったら水で7~8倍に薄めた梅酢(梅干しを漬けた液)でうがいをする習慣があるそうです。
 
10年ほど前から学校や幼稚園でも行われて、カゼ予防に効果をあげています。(ちょっともったいない気も・・・)
 
さらに東京薬科大学の研究では、梅にはアスピリンに似た鎮痛効果や、血圧を下げる作用を持つ成分が含まれていることがわかりました。
 
このようにかなりイケてる梅干しですが、ひとつ注意する点は塩分が多いことです。
 
そこで先ほどのみなべ町では「梅びしお」という「水で塩抜きした梅干しペースト」がよく使われています。いろんな料理に使えるそうです。
 
そういえば、「健康の秘訣は梅干し」という有名人は非常に良く目にします。テレビのトーク番組などでも、頻繁に出てきますよ。