緑内障 危険因子や少ない自覚症状 母の体験も 失明のリスクは?

緑内障は40歳以上の20人にひとりが、70歳以上では10人にひとりが罹患しているといわれています。
 
珍しくない病気ですが、緑内障についてちょっと調べてみると「非常に見落とされやすい・兆候に気付きにくい」ことがわかります。
 
「ありがちだけど、発症している本人は気づきにくい」病気なのです。
 

緑内障が進行すると視野が欠けていくのはよく知られています。
 
視野が無くなっていくのはかなり深刻な症状であり、本人はすぐに気付くだろうと考えがちですが、実際には視野が40%以上欠けないと気付かないことが多いそうです。
 
 
ここまで進行しないと気付かないのは、欠けた視野をカバーしようと無意識に両目が働くからで、見えないことを自覚することが少ないからです。
 
それらしいものとしては新聞や本、あるいはパソコンの画面、時刻表などを見たときに感じる違和感があるようですが、これらもそれほど深刻には考えられません。
 
 
急性の緑内障であれば激しい頭痛や眼痛がありますが、大多数は症状が徐々に進行するので、緑内障であっても放置している人が多いのです。
 
 
結局のところ、緑内障を早期に発見するには眼科で定期的に検査を受けるしかないと言えそうです。
 
緑内障の危険因子には以下のようなものがあります。40歳を過ぎて心当たりがある場合は特に意識して検査を受けましょう。その際には両眼の眼圧と眼底検査をお忘れなく。
 
・血縁者に緑内障を発症した人がいる
・喫煙習慣がある
・近視である
・血圧が高い
・糖尿病にかかっている

 
家族・親戚に緑内障が出た人は特に注意が必要です。ちなみに緑内障患者の男女比は、男性より女性が多くなっています。(下の記事は管理人の母の例を紹介しています。興味があったらご覧下さい)
 

母に緑内障の兆し 自覚症状は?

管理人の両親はいい年齢に達しており、正月やお盆に帰省すると体調の話題が自然と多くなります。
 
トシをとったとはいえ、現在も働いているせいか基本的に両親はとても元気です。父親などは私より健康なんじゃないかと思うほど。
 
 
母親も概ね壮健なのですが、ちょっと気になることもあります。
 
母はどうやら緑内障なのです。
 
ごく初期の症状が出ているだけなので、いまのところ治療を始める段階ではないのだとか。
 
母に話を聞いたところ、緑内障についてこんなことを語っていました。
 
・「目にゴミが入ったような不快感がいつまでも続く」自覚症状あり
・眼圧は正常値

 
 
目の不快感が長引くため、眼科を受診したら緑内障だとわかったのです。
 
緑内障は自覚症状がほとんど無いと聞いていたので、初期に発見できた母は、考えようによってはラッキーなのかもしれません。
 
現段階であれば、ひどくなる前にいくつかの対処法があります。複数の眼科を受診してセカンドオピニオンを得る余裕もあるでしょう。
 
 
緑内障は視野が欠けていき、ひどい場合は失明してしまう怖い病気ですが、現在は治療法も進歩しています。
 
しかし症状が進行していては、選択できる有効な手段は限られてしまいます。早期発見が何より大切なのです。(下の記事を参照して下さい)
 
それこそお正月などに家族が集まったら、「今年は定期健診を受けよう」といった提案をするのもよいのではないでしょうか。
 

白内障や緑内障での失明は?

日本で成人の失明原因の第一位は緑内障、第二位は糖尿病網膜症なのだそうです。(年によって変動します)
 
その他、加齢黄斑変性も失明に至りますし、かつては白内障も失明の原因となっていました。
 
 
こうした病気による失明の脅威はどの程度なのでしょうか?かなり漠然としていますが、結論としては
 
早期発見できれば、これらの病気による失明の可能性は現在では非常に低くなっている
 
と言えそうです。
 
 
まず白内障は眼内レンズ手術が進歩しているため、発症しても患者のほとんどは視力が回復します。遠近両用の眼内レンズも開発されているため、白内障と同時に老眼までも治療できるのです。
 
 
加齢黄斑変性も、初期の段階であれば進行を止める薬が開発されています。
 
緑内障も同様に、初期であれば眼圧を下げる薬や手術により失明を防ぐことは十分可能です。
 
糖尿病網膜症も早期であれば血糖のコントロール、血管強化剤などの内服薬、レーザー治療などで症状の進行を止められるため、失明することはありません。
 
 
結論として、これらの病気による失明は十分防ぐことができるのですが、それも全ては早期発見できるかどうかにかかっています。
 
 
つまり(上の記事の繰り返しになりますが)目の定期検査が重要なわけです。
 
 
これらの病気は一様に自覚症状が少ないのが特徴です。視界がぼやける、かすむ、視界が欠けるなどの症状が起きることもありますが、これも自分では気づきにくいとされています。
 
「いつのまにか進行していた」という事態を防ぐために定期検査を欠かせないようにしましょう。
 

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