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体が楽に浮く感覚がわかるようになったら、次は体を楽に進めるための姿勢を意識します。




楽に進む姿勢”半身”=フィッシュの姿勢の作り方

「体が楽に進む姿勢」では、ズバリ体を斜めに傾けるのがポイントになります。
 
斜めといっても、頭側や脚側が下がるのではなく、「伏し浮き」の姿勢から体の左右どちらかを下げる「半身」の姿勢です。体の中心線を軸にして傾けるイメージです。
 

※画像はイメージです TIの画像ではありません
 
このように斜めにした姿勢は水の抵抗が少なくなり、「フィッシュの姿勢」と呼ばれています。水泳で言うところの「ローリング」にあたります。
 
体はローリングしますが、頭は動かさず、目線は真下のままを保ちます。
 
フィッシュの姿勢ができるようになったら、「スケーティング」へ移行します。




スケーティングからジッパースケートへ やり方

姿勢がアイススケートの刃に似ているので「スケーティング」です。スケーティングは、実際にクロールをする際の基本姿勢です。
 
 
スケーティング
■両手を前方に置いた伏し浮きの姿勢から片側の肩が水面から出るまで体を回転させる 顔は下を向けたまま
 
■頭と下の肩に体重を乗せてバランスをとる
 
■目線は真下のままで体は全て斜めにする その姿勢でキックして体を進める 斜めの状態でキックする
 

 
次に「ジッパースケート」へ移ります。
 
ジッパースケート
■スケーティングの状態から下側の手を伸ばし、床方向にゆっくり動かして体が最もバランスをとれる位置を見つける
 
■伸ばした腕の手首から先を脱力して指先は下を向ける
 
手を伸ばすと頭は水中に沈み、重心が前に移動します。すると腰と脚が浮くので、進行方向下側に進む感覚が起きます。これはポイントです。
 

※画像はイメージです TIの画像ではありません
 
初心者・上級者問わず、プールに入ったら以上のTI 基本動作をしばらく行うと、「楽に浮き、楽に体を進める」感覚が身につきます。
 
TI に関して、このコンテンツで紹介した内容はほんのさわりです。
 
関心があってさらに詳しく知りたい方は、書籍やDVD等で確認したり、TI の講座を受講してみてはいかがでしょうか。
 
(トータルイマージョン 基本ポイント 終わり)
 
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