私はもう長いこと水泳を続けています。
 
私がそこそこ健康で、メタボ体型をどうにかまぬがれている(ハズ)なのは、間違いなく水泳のおかげだと考えています。
 
私は水泳をとても優れた運動だと考えており人にも勧めていますが、さすがに良いことばかりではありません。デメリットも指摘されています。

そのほかの私見も交え、水泳に関して「なんちゃってQアンドA方式」でまとめてみました。水泳やってみようかな?と考えている方の参考になればうれしいです。

水泳のメリット

Q 水泳の最も大きな特徴は?子供はいつから始める?
 
A 水泳について最近確認したことのひとつに、
 
ものすごく幅広い年齢層の人が実践できる
 
があります。
 
 
最近は子供に水泳を習わせる家庭も珍しくありませんが、水泳は何歳ぐらいから始められるのでしょうか?
 
ドイツのスポーツ専門誌「SPORT BILD」は、水泳を開始する年齢の目安を7歳としています。
 
 
対して水泳インストラクターの柳下陽子さんは、「水泳を始めるのは早ければ早いほど良い」と主張しており、「ベビースイミング」を推奨しています。
 
人間がバランス感覚を身につけるのは3歳までが勝負で、その年齢までに水の中で身体を動かすのはバランス感覚を養うのにとても役立つそうです。
 
水泳はゼロ歳児でも始められるわけです。
 
 
また80歳や90歳という高齢になっても水泳を楽しみ、競技大会に出場する方もたくさんいらっしゃいます。私が通っているプールにも、推定70歳?と思われる男性が泳いでいますし、60代が「若手」に感じられます。
 
水泳はまさに「赤ちゃんからお年寄りまで」楽しめるスポーツなのです。
 
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水泳のデメリット ※追記あり

Q 水泳にデメリット・欠点はある?
 
A 以前私が指摘した欠点として、
 
「水泳では骨密度は上がらない」
 
があります。
 
※追記
どうやら水泳でも骨密度は上昇するようです。下の関連記事をご覧ください。

 
 
目立つ欠点としてはこれくらいかな、と考えていたのですが、先ほどの「SPORT BILD」では、水泳のリスクとして
 
・水虫の発症
・皮膚のアレルギー
・通常体温以下になる
・股関節の故障(平泳ぎの場合)

 
を挙げています。(個人的には?という項目もありますが)
 
最後の関節については、股関節以外の部位でも、水泳肩、腰痛、平泳ぎ膝といった故障が発生する可能性があるようです。
 
一般の人が健康のために泳ぐ程度であれば、それほど気にする必要はないかもしれませんが、一応意識しておいて下さい。

泳ぐとなぜ空腹に?

Q 水泳の後、ものすごく空腹感を感じるのはなぜ?
 
A まずは単純にカロリーを消費していることが理由です。
 
そしてもうひとつ理由があります。
 
 
水の中では血液が身体のコア、つまり内臓付近に集まっています。泳いだあと地上に戻り、服を着て30分ほど経つと、血液の分布が通常に戻り、内臓から血液が減っていきます。
 
その際、脳から「何か食べろ」という指示が出るため、余計に空腹感を感じるのです。
 
 
アクアダイナミックス研究所の今野 純さんによると、泳いでから2時間は食べるのを控えるとダイエット効果が高まるそうです。
 
 
でも正直な話、コレは相当厳しいですよね・・・。水泳の後はホントに何を食べても美味しいんですよ。それに、アミノ酸は補給したほうが良いのではないかと思うのですが。

水泳はぜんそくに効果がある?

Q 水泳でぜんそくは改善する?
 
A 私は改善するケースが多いと思います。
 
とはいえ、「水泳やっても、ぜんそくは改善しなかった」という人の話を聞いたことがあります。しかし私の場合「良くなった」という話を圧倒的に多く耳にしています。(下でその一例を紹介します)
 
 
ちなみに私も病弱で、ぜんそくではありませんでしたが呼吸器系はとても虚弱でした。しかし、水泳のおかげで身体は見違えるほど強くなりました。
 
このへんはこちらをご覧下さい。
私と水泳のなれそめ

有田哲平さん(のお母さんも)水泳でぜんそく克服

ここで有名人の健康関連話をひとつ。
 
お笑いコンビ「くりいむしちゅー」の有田哲平さんは、小さい頃病弱で、小児ぜんそくだったそうです。
 
自分の身体が弱かったため、小さいころの有田さんの夢は医者になることでした。
 
 
有田さんの母、迪子(みちこ)さんは有田さんに小学4年生まで水泳をさせました。
 
その結果、有田さんのぜんそくは無くなり、身体も大きくなって勉強やスポーツに対しても意欲的になったのです。
 
 
迪子さん自身も40代半ばで気管支喘息を発症しています。発作がひどく、夜中に救急車で運ばれたことも何度もあります。
 
すると、主治医は迪子さんに水泳を勧めます。今度は迪子さんがぜんそくを克服するために泳ぎ始めたわけです。
 
効果は目覚ましく、迪子さんの症状はみるみる改善したそうです。
 
 
当然ですが、水泳はプールで行う運動です。プールは湿度が高いので発作を起こしにくく、喘鳴も少なくなります。メンタル面も前向きになり、泳ぐ意欲も上がって三日坊主にも防げます。
 
 
個人的には、子供も大人もぜんそくの症状に悩まされているなら、水泳を試してみる価値があると考えています。
 
ぜんそくではなくとも、水泳を習慣にすれば健康増進に大きく貢献してくれるのではないでしょうか。