急性アルコール中毒 危険な飲み方は絶対ダメ

急性アルコール中毒で病院に搬送される人は毎年1万3千から1万5千人の間で推移しています。
 
年齢層では20代が圧倒的に多く、次に30代と若い人で占めています。羽目をはずして「一気飲み」などをすることが主な理由と考えられています。
 
お酒を飲んで血中アルコール濃度がピークに達するまで30分から1時間の時間差があります。
 

つまり、お酒を飲んでも「酔っ払った」と感じるまでに時間差があるため、「まだそれほど酔ってない」と思ってしまいます。
 
この間に飲み続けると分解しきれない量のアルコールを摂取することになってしまうのです。
 
 
アルコールは脳を麻痺させる性質を持っているため、非常に危険な成分と言えます。
 
通常は肝臓で分解されて無害化されるのですが、分解されずに残ったアルコール量が血液中に増えると、血液循環によりアルコールが脳を麻痺させてしまいます。
 
呼吸や心臓の可動など生命維持に必要な脳の機能まで麻痺してしまうと、生命の危険に直結するのです。
 
 
急性アルコール中毒を防ぐには何よりも無茶な飲み方をしないことです。
 
一気飲みなどは論外で、飲めない人に無理強いすることはやめましょう。お酒はゆっくり、楽しみながら飲むべきです。
 
病院に搬送されるのは土曜日が最も多く、金曜、日曜がほぼ同数で続きます。月別では12月がダントツ、次いで7月、4月の順です。

飲酒強要された小樽商大生死亡

しばらく話題にならないなぁ、と思っていたのですが。
 
MSN産経ニュースさん
飲酒重体の小樽商大生死亡 学長「家族におわび」 先輩による酒の強要が慣習
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120525/crm12052507310003-n1.htm
 
いまどきの大学でも、まだこんな慣習が残っていたとは。
 
 
飲酒を強要された学生が亡くなるのは、熊本も無縁ではありません。
 
1999年の6月、熊本大学医学部に入学したばかりの吉田拓郎さんが、漕艇部の新入生歓迎会の二次会で急性アルコール中毒になり、翌朝亡くなったのです。
 
この事件は全国的に大きなニュースになり、以後「イッキ飲みなど無茶な飲み方はやめるべき」という気運が高まったと思っていたのですが。
 
どうやらいまだに、

・「先輩の酒が飲めないのか」「新入生は飲むのが掟」などとして飲酒を強要
・イッキ飲み
・速飲み競争
・新入生は飲み会ではつぶれてナンボ

といったアホ極まる慣例がまかりとおっているようです。
 
いい加減に、こんなしきたりは止めるべきです。お酒は、飲みたい人が、飲みたいお酒を飲みたい量飲むもの。
 
飲酒を強要したこの事件で、だれか幸福になりましたか?
 
 
こちらの記事によると、
 
アメフット部活動停止 飲酒事故で小樽商大
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120512/crm12051215380002-n1.htm
 
事件を起こしたアメフト部は無期限の活動停止になるそうです。
 
下品できつい言い方ですが、私からすれば「馬鹿だろ?」としか言葉が出てきません。吉田拓郎さんの事件の教訓を、学生や大学関係者は肝に銘じるべきです。
 
STOP!アルコール・ハラスメント―死をまねく急性アルコール中毒を防ぐ
STOP!アルコール・ハラスメント―死をまねく急性アルコール中毒を防ぐ

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