トライアスロン選手の佐藤有香さんは、ハードな競技の後も、何もせずゆっくり休息する期間はほとんど作りません。
 
いわゆるアクティブレストを重視していて、休息のために体を動かすという方法をとるのです。

普段の練習は
 
水泳約7千メートル
自転車3時間半
ランニング2時間

 
というハードなものですが、上の練習量を三分の一にしたメニューで体を動かすアクティブレストにより疲労からの回復を図ります。
 
レースの後にも、少し体を動かします。「休日」であっても2時間は自主トレを行い、2日も休むと不安になってしまうのです。
 
佐藤選手は
 
「私の場合、完全に何もしない休みはほとんど作らないようにしています。カラダを動かしていた方が疲れがたまらないんです」
 
と語っています。
 
レースの二日前には、「ヒートショックプロテイン入浴」を必ず行います。
 
40~41度のお風呂に20分間入浴した後、すぐに厚着をして20分程度保温するのです。これを行うことで傷んだ筋肉が普段よりも早く回復し、試合でも全力を出せるのです。
 
練習の後にはアミノ酸、マルチビタミン、コラーゲンなどをサプリメントで補給します。
 
4~9月のハイシーズンは毎週のようにレースに参戦し、10~3月は基礎力をアップするためのトレーニングに当てています。