バレリアンは和名をカノコ草といい、古代ギリシャ時代から神経の興奮を抑える植物として知られていました。

日本には江戸時代に入ってきています。高さは40~80cmくらいになり、独特のにおいがあります。

バレリアンは睡眠薬と似た働き 服用量や飲み方 過剰摂取には注意

日本ではあまりなじみがありませんが、欧米では広く普及しています。
 
不眠対策のサプリメントとして利用されているバレリアンは、ベンゾジアゾピン系の睡眠薬(以前広く使われていたバルビツレート系よりも副作用が少ない)と同じような働きをします。
 
バレリアンに含まれているアルカロイド、テルペンなどが有効成分であると考えられており、不安やストレスに対しても一定基準を満たす治療効果が期待できます。
 

 
不眠症の場合は眠る30分から1時間前に服用し、1回あたりの服用量は400~900mgです。過剰摂取には注意が必要で、吐き気や頭痛、動悸といった副作用も海外では報告されています。
 
効果にはばらつきがあり、早く効くこともあれば、1ヶ月ほどで睡眠の質が改善することもあります。一般的には比較的長期の服用が必要なようです。
 
肝臓機能が衰えている人、妊婦、三歳未満の幼児は飲んではいけません。