「断食博士の『西式健康法』入門―病気にならない秘訣 甲田光雄 監修」という本を読みました。

その中から、患者さんが持っている疑問を甲田医師に相談する形式の記事を一部抜粋して紹介します。




西式健康法・甲田光雄医師とのQ&A

「西式」は、歌手のサンプラザ中野さんも実践している、朝食抜き・少食を基本とした健康法です。
 
健康法としてはかなり有名ではないでしょうか。
 
この本は、甲田光雄医師と患者のQ&A形式になっていて、私が感じる疑問の多くにも明快に答えが示されていました。
 

 
個人的に印象に残った回答および内容を要約して紹介します。
 
Q&Aの文言は本と完全に同一ではありませんが、もちろん主旨は変えていません。
 
このサイトや私のメルマガでこれまでとりあげた健康法を、西式ではどう判断するのかの参考になります。




Q 現代医学では「朝食抜きは健康に悪い」が常識です それでも朝食抜きが良い?

A 私(甲田医師)が朝食を抜いて約50年、その間の体験と、何万人という人に朝食抜きを指導してきた経験から、絶対の自信を持って断言できます。
 
ただし、朝食を抜いても夜食や間食をしては意味がありません。
 
朝食を抜くと、酸素の消費量が13%減るという統計もあります。活性酸素の発生も減るため、様々な病気のリスクを減らせます。




Q 少食の効果は?

A 寿命を伸ばす 免疫力や抗酸化力の強化 ダイエット効果 美肌効果 便通改善 白髪が黒くなり、薄毛も改善される
 

Q 子供や妊婦でも朝食を抜いて良い?

A 子供でも朝食を抜いたほうが健康になれるのですが、小学6年生までは腹いっぱい食べさせても良いでしょう。
 
大人が「朝食抜きで健康になれる」と教えてあげて、子供がその気になったら朝食を抜いてみます。
 
妊婦は朝食を抜くべきです。
 
「朝食抜き」とは、一日の摂取カロリーをそれまでの3分の2にすることで、三食分を2回で食べるのではありません。
 

Q 水は飲んだ方が良いのですか?飲まない方が良いのですか?

A 西式では、2~3リットルの水を少しずつ飲みます。30分ごとに30ccずつです。
 
ただし「水を飲まない方が良い」ケースもあります。それは胃下垂の人、胃が弱い人です。特に、昼から夜は飲んではいけません。




Q 水はいつ飲んでも良いのですか?

A 水は空腹時に飲むのが良いです。
 
飲んではいけないのは、食事中と食後3時間、それと風呂に入る40分前、講演などで長時間しゃべっている時です。
 
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