私が住んでいる熊本は馬刺し(馬肉)の名産地です。

他の肉と比べると一般的ではありませんが、美味しいですし、健康面でもうれしい特長があります。

馬肉の栄養と「桜肉」と呼ばれる理由

牛肉に比べてカロリーは半分、脂質は5分の1、たんぱく質は1~2割多くなっています。
 
馬刺し
 
カルシウムや鉄分は倍以上、グリコーゲンは3倍以上も含まれています。部位にもよりますが、カロリーおよび脂質は牛肉・豚肉よりも少ないのでヘルシーです。
 
スタミナ増強、美肌、肝機能増強、貧血防止などを考えている方におすすめです。「セックスミネラル」と呼ばれる亜鉛も豊富に含まれています。
 
馬肉が桜肉と呼ばれるようになったのは、
 
■桜の花のようにきれいなピンク色をしているから
■桜の咲くころが一番美味しいから
■江戸時代の隠語に由来するから

 
などいくつかの説があります。




馬肉を解凍するなら「氷水解凍」がおすすめ

生食用の馬肉は、冷凍処理されているので解凍する必要があります。
 
その際、冷蔵庫で溶かすよりも、氷水につけて冷蔵庫で解凍する「氷水解凍」がおすすめです。変色やドリップ浸出も少なく、解凍時間も短くなります。
 
氷水解凍の方法は以下のとおりです。

1 大きめのボウルに冷凍真空パックされた馬肉を入れ、その上に氷を山盛りに入れます
 
2 真空パックが完全につかるまで水を注ぎます
 
3 ボウルを冷蔵庫に入れ、1~1時間30分ほどおくと解凍できます

 
真空パックされていないなら、空気を抜いてビニールに入れ、水や氷が入らないようにキッチリ封をして同じように解凍します。
 
手で触って肉の芯が少し残るくらいがちょうどよい解凍具合です。