ザクロは古くから世界各地で薬として使用されてきました。

前ページはこちら マンゴスチンについて
 
ザクロについては「大豆イソフラボンに似た、植物性エストロゲンを含む」という解説がお約束ですが、一方で「ザクロには、女性ホルモンに近い作用は確認されていない」という主張もあります。


ザクロは
 
■血圧低下
■動脈硬化予防
■骨・関節の健康維持

 
といった目的で摂取されることもあります。
 
アテローム性動脈硬化が認められる10人に、ザクロジュースを1年以上飲んでもらう研究では、
 
・血圧が低下
・細胞膜の酸化を防ぐ酵素の活性アップ
・LDLの酸化抑制
 
といった結果が報告され、頸動脈肥厚が30%以上低下しています。
 

 
動物やヒトを対象にした8つの実験を解析した研究報告では、ザクロが骨粗鬆症や骨関節炎、関節リウマチにも良い働きが期待できるとしています。
 
女性は閉経後、女性ホルモン分泌量の減少などにより骨粗鬆症リスクが増えます。
 
そうしたリスクの低減にもザクロが貢献してくれるかもしれません。