科学的に正しい料理のコツから リンゴなどのエチレンガスの作用 ジャガイモに対しては?

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エチレンガスには果物を熟させる作用があります。
 
外国から運ばれてきたばかりの青いバナナの貯蔵庫にエチレンガスを満たすとバナナの成熟が進んで黄色くなります。
 

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バナナやメロン、オレンジなどは、貯蔵庫のエチレンガス量を調節して果物の成熟進行度をコントロールし、流通量を加減するわけです。
 
 
エチレンガスは無色ですがかすかに甘い匂いがあり、植物の成長をコントロールする作用があります。植物によってはエチレンガスを放出しています。
 
リンゴ ブロッコリー 芽キャベツ ピーマン トマト メロン キウイ 柿 アボカド
 
などの果物・野菜がそうで、特にリンゴは多くのエチレンガスを放出しています。そのため、リンゴをほかの野菜や果物と一緒にしておくとそれらは早く熟するようになります。
 
これは言い換えるなら傷みやすくなることでもあるので、日持ちさせたい野菜はリンゴの近くには置かないほうがよいと言えます。
 
 
さらに、エチレンガスはジャガイモの芽を出にくくする効果も持っています。ジャガイモを貯蔵している箱にリンゴを入れておくと発芽が抑えられるのです。
 
野菜や果物を熟させる一方で、ジャガイモの発芽は抑制するという、正反対と言えそうな働きをエチレンガスは持っているわけです。
 
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このコンテンツは「科学的に正しい料理のコツ」178~179ページを参考にしました。
 
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