赤ワイン・ビールに含まれるポリフェノールとその効果

グラス3~4杯の赤ワインを毎日飲む人は、全く飲まない人に比べてアルツハイマー病の発症率は四分の一、老人性痴呆症の発症率は五分の一だったという研究結果があります。
  
これは、ポリフェノールの一種であるレスベラトールという物質が、脳の細胞同士をくっつけ、記憶力などの機能を改善する働きをするからと考えられています。
 

レスベラトールは赤ワインの他にも落花生の渋皮などにも含まれており、脳以外にも良い効果が期待できます。
 
マウスを使った実験では、高カロリーによる体重増加や寿命短縮を防いだと報告されています。英科学誌ネイチャーの電子版に米ハーバード大学などの国際研究チームが発表しました。
 
これは有名な「フレンチ・パラドックス」、つまり高脂肪食が多いフランス人に動脈硬化などによる死亡率が低いという矛盾を説明するひとつのカギになるかもしれません。
 
研究が進めば、肥満に悩む人向けのサプリメントなどが開発される可能性もあります。
 
 
赤ワインはレスベラトールの他にもアントシアニン、カテキン、タンニン、フラボノイド、シンプルフェノールなど、非常に多くのポリフェノールを含んでいます。
 
ポリフェノールは抗酸化力が強く、心臓病などの生活習慣病全般を防ぐ作用をもたらしてくれます。
 
ポリフェノールを含むお酒はワインだけではありません。

ビールのポリフェノール

ビールには、心筋梗塞や動脈硬化を予防するポリフェノールが含まれています。ビールの渋みや苦味がそのポリフェノールで、ホップと麦由来の成分です。
  
このポリフェノールは、発泡酒や黒ビールよりも、苦く、味の濃いビールに多く含まれています。
 
 
千葉大学の野田公俊教授の研究グループによると、ビールに含まれるポリフェノールはピロリ菌の働きを抑える作用があります。ピロリ菌は胃潰瘍や胃がんを引き起こす原因とされる菌です。
 
ちなみにココアもピロリ菌抑制効果があります。
 
ビールやココアを飲む際はこれらの作用を意識してみて下さい。
 

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