肩を落としてトボトボ歩くと、否定的な言葉に反応しやすくなるそうです。
 
カナダで大学生39人を、
 
・健康な人の姿勢で歩く
・一定方向に傾いた、うつ病患者の姿勢で歩く
 
の2グループに分け、トレッドミルを歩いてもらう調査が行われました。

「うつ病患者の姿勢」とは、うつ病患者の歩行データから算出された姿勢です。
 

 
この2グループに対し、歩いている最中に肯定的な言葉と否定的な言葉を20個ずつランダムに読み上げました。
 
その結果、
 
健康な人の歩き方をしたグループは肯定的な言葉を平均で6語、否定的な言葉を3.8語覚えていました。
 
対してうつ病患者の姿勢で歩いたグループは肯定的な言葉を5.47語、否定的な言葉を5.63語覚えていたそうです。
 
後者のほうが、ネガティブな言葉により敏感になっていたわけです。
 
「無理にでも笑顔を作れば気分が明るくなる」ではありませんが、表情や姿勢がメンタル・意識に影響する良い例ではないでしょうか。
 
このエントリーを作っている時点で、私は良い姿勢と深い呼吸を意識しています。
 
歩く際も姿勢を正すよう心がけていると(ちょっと気を抜くとすぐ猫背気味になりますが)、何となく心が前向きになる気がします。
 
根拠は特にないのですが、自信が出てくるというか。
 
猫背で歩くよりも、少なくとも見た目は自信に満ちているように見えるのは間違いありません。
 
意外とこういう習慣の積み重ねで、性格も決まってくるのかもしれません。
 
このコンテンツは雑誌日経Health(ヘルス)2015年1月号91ページを参考にしました。