本田美奈子さんの白血病と緑茶成分・EGCG

ミュージカル女優・歌手として活躍した本田美奈子さんが05年11月6日午前4時38分、急性骨髄性白血病のため、38歳で亡くなりました。
 
本田さんは05年1月病気が判明して緊急入院し、三回の化学療法と造血幹細胞移植で7月に一度退院しました。
 
7月31日、自宅で誕生日を迎え、幸せな日々を送っていました。
 

ところが病気は再発し、9月に再び入院します。
 
アメリカの新薬の抗がん剤を使用し、その後の経過は良好でした。三度目の帰宅を果たし、食欲も旺盛になりました。
 
しかし、10月の検査では再び染色体に異常が発見され治療を再開しました。
 
本田さんは「明日は治る」という信念のもと、白血病と闘いましたが病魔には勝てませんでした。
 
本田美奈子.甦れアメイジング・グレイス―歌がつないだ“いのち”の対話 (CDブック)
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本田さんの白血病は当初カゼと勘違いされていました。
 
カゼがなかなか治らないため、05年の1月に病院で検査を受けたところ、急性骨髄性白血病と診断されたのです。
 
本田さんは白血病で入院している間も発声練習やストレッチを欠かさず、復帰に備えていたそうです。
 
また本田さんの恩師である岩谷時子さんが同じ病院に入院した際は、アカペラで歌を歌い、ボイスレコーダーに録音して岩谷さんに届け、岩谷さんを励ましていました。
 
ボイスレコーダーに録音していたのは、本田さんが無菌室から出ることができなかったためです。
 
こうして岩谷さんに送られた曲は30曲以上もあり、テレビの本田さん追悼番組で紹介されています。
 

白血病と緑茶成分のEGCG

04年3月、アメリカミネソタ州にあるメイヨークリニックの研究者チームは、緑茶成分が白血病に有効であるとの研究結果を発表しました。
 
この緑茶成分とはエピガロ・カテキン・ガレート(EGCG)で、白血病のがん細胞を死滅させる働きがあるとされたのです。
 
この研究チームのメンバーが担当していた患者4人がこの発表を聞き、自発的に緑茶や緑茶抽出成分を飲み始めたのです。
 
その結果、4人中3人の症状が好転したのです。4人は慢性リンパ性白血病(CLL)や低グレードのリンパ腫患者でした。
 
 
緑茶成分摂取後は、4人のうち3人にリンパ節の縮小、白血球の改善などの明らかな好転が確認され、残りの1人も改善の兆しが見られました。
 
有機緑茶粉末のサプリメント・EGCGチャブロック
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ここまでは、白血病と闘っている患者さんには有望な報せに思えますが、三重大学医学部・川西正祐教授の研究グループは「カテキンの過剰摂取はガンを引き起こす可能性がある」という研究結果を発表しています。
 
同グループは、人間の細胞に普通の緑茶に含まれる約40倍のカテキンを与える実験を行いました。すると、通常の状態に比べ、カテキンはDNAを2倍近く傷つけることを確認しているのです。
 
この場合、カテキンはガン抑止どころかDNA損傷、つまりガンを引き起こす要因になっていると言えます。(与えられたカテキン量が多すぎるイメージはありますが)
 
ベータカロテンも摂取しすぎるとガンを引き起こす(喫煙者の場合)という研究結果があるように、有効成分も過剰に摂取しすぎると害になるということですね。
 

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