アーユルヴェーダのさわりをもう少し。
 
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このページでは食事についてまとめます。

夕方(16~18時)に完熟フルーツを食べる

これは非常に優れた心と身体の滋養になります。夕食前に果物を食べることで空腹が落ち着き、夕食の食べ過ぎも防げます。
 
ポイントは以下の三つです。
 
・完熟で酸味の少ない果物を選ぶ(スイカ ブドウ りんご メロン キウイなど)
・飲み物などは飲まず、果物だけを食べる(消化を妨げないため)
・旬のものを常温で食べる
(56~57ページ)
 

生ものよりも加熱したものを食べる

「食品を加熱せず生で食べる」健康法は、広く知られるようになりました。そのキモは、酵素やビタミンを壊さず体内にとりこむことにありますが、蓮村氏は生食は勧めていません。
 
生で食べると消化しにくいからです。
 
生食は

消化力が高い人には有効な場合もあります。たとえば、日本人よりも消化力の強いからだを持っている欧米人にはよいかもしれません。しかし、私たち日本人にはあまり適さない健康法。
 

としています。
 
体も冷やしてしまうので、生もののとりすぎには注意しなくてはいけません。
(96~97ページ)

昼寝はよくない「余計に疲れる」

蓮村氏は昼寝は勧めていません。昼間の睡眠は心と体を重くしてしまい、「休息という意味では逆効果。余計に疲れてしまいます」なのだとか。
 
昼寝は睡眠時間には換算されないとの考えです。
 

 
もっとも質の良い睡眠がとれる時間帯は、蓮村氏も「22時から午前2時の間」としています。「睡眠で重要なのは長さではなく時間帯」です。
(77ページ)

経の働きを乱す食品(キノコやピーナツ・ジャガイモ)は避ける

アーユルヴェーダの考え方では、「きのこは神経系のバランスを乱す食品」なのだそうです。

「きのこはローカロリーでヘルシーなイメージがありますよね。まただしもとれますのでうまみがあり、ひろく人気のある食材です。
 
しかしきのこには、神経系のバランスを乱す質があります。
 
ですから、とり過ぎるとイライラしたり、攻撃的になったり、また不安で落ち着かない精神状態におちいることがあります。
 

蓮村氏によると、似たような食品は他にもあり、ピーナッツとじゃがいもも神経のバランスを崩すのだそうです。
 
ナッツ類でもアーモンドは目によく、ピスタチオは婦人科系の不調に有効なのでおすすめです。しかしピーナッツだけはきのこ類と同様に神経系のバランスを乱すのだそうです。
 
ジャガイモの芽には毒があるのはよく知られています。実はその毒は、少量ながらジャガイモ全体にあるのだそうです。
 
蓮村氏は「神経をつかう仕事や、こころの平安を大切にしたいかたは避けたほうがよいでしょう」としています。
(98~99ページ)
 

 
以上、私の興味をひいたアーユルヴェーダの考え方でした。
 
一般に流布されている、いわゆる健康常識とは違う内容もありましたが、ひとつの意見として紹介してみました。
 
気付いたときに実践してみて、合うようなら続けてみてはいかがでしょうか。
 
ちょっとだけアーユルヴェーダ 終わり。