胃がんは多くのケースで、はっきりした兆候が出ません。

何らかの異常を感じても、「お腹の調子が良くない」といった「よくあること」として軽視されがちです。
 

 
そうした違和感が長く続く場合は注意が必要です。

胃がんの兆候や症状 お腹の違和感や体重減少

わかりにくい胃がんであっても、胃もたれ、食欲不振、みぞおちの下部に胃がある感じがする、といった自覚症状は感じられます。
 
ただし早期では痛みが少ないため軽視しがちです。
 
胃炎などと違って胃がんの場合、こうした微妙な症状が長期間続きます。
 

 
また胃がんの場合体重が減少するのも特徴です。食生活を変えていないのに体重が減るのは要注意です。
 
女性は体重が減ることを喜ぶ傾向が強いですが、胃がんの一種であるスキルスは転移が早いため、不自然な体重減少があったら必ず検診を受けましょう。

胃がんのリスク チェック項目

胃がんの可能性が高いかどうかを判断するチェック項目として、次のようなものがあります。

1 血縁に胃がんの人がいる タバコを吸う 40歳以上である
 
2 塩辛いものが好きで、よく食べる 慢性の胃炎・胃潰瘍がある 胃中にピロリ菌がいるといわれた
 
3 ときどき胃痛がある こげたものをよく食べる ストレスがたまっている 黒っぽい便が出ることがある
 

 
1は最も危険度が高く、2つ以上に該当するならすぐに検査を受けましょう。
 
「もうタバコはやめた」という人でも、過去にヘビースモーカーだったのであれば、吸わない人よりもリスクは高いことを認識しましょう。