当サイトでは「股関節は重要」といった趣旨の記事をいくつかお知らせしています。

当サイト内の股関節関連記事一覧
 
股関節に加えて、「ココも大事じゃないかな?」と気になるパーツがもうひとつあります。
 
それは・・・
 
肩甲骨です。
 
肩甲骨を意識すれば、ダイエットなど健康面だけでなくスポーツパフォーマンスにも貢献してくれるのです。




肩甲骨を動かして褐色脂肪細胞活性化→ダイエット!

肩甲骨が話題になるのは、褐色脂肪細胞の件が一番多いのではないでしょうか。
 
gooダイエット
最強の5分間!肩甲骨ダイエット
diet.goo.ne.jp/topics/1101_no2/
 
肩甲骨周辺には褐色脂肪細胞という組織があり、食事で摂取したカロリーをエネルギーとして消費してくれます。
 
冷水シャワーを背中に当てると、この細胞を刺激し活性化させることができます。
 
褐色細胞の活性化は、肩甲骨まわりの柔軟性をアップし、可動域を広くすることでも可能です。
 

 
肩甲骨って、意識しないと動かしませんよね?それこそ体操のような動作をするとか。
 
しかも現代はパソコン作業の姿勢で肩甲骨が開いたままになり、そのまま固まりがちです。
 
デスクでPCに向かう時間が長いほど、肩甲骨を動かしていないのです。
 
肩を動かす運動や、肩甲骨のストレッチをやりましょう。
 
(ただし、褐色脂肪細胞はダイエットとは無関係とする説もあります)

「肩甲骨寄せ」でたるみ解消→スタイル改善!

肩甲骨を寄せる動作は体のたるみを解消してくれます。
 
いわゆる猫背姿勢で肩甲骨の間が離れ、上に上がっていると背中が丸くなり、骨盤が後ろに傾きます。するとあごの下やお腹がたるみ、お尻が下がるのです。
 
デスクワークでパソコンを操作していると、思いっきりこの姿勢になっていませんか?
 
長時間続けると、肩甲骨が離れたままで筋肉が固まってしまい、立った姿勢でも猫背気味になり、体もたるみます。
 

 
対して肩甲骨を寄せて胸を開くと、背筋が伸びて骨盤が立ちます。あご下やお腹のたるみが消え、お尻も上がるのです。
 
試しに、立った時に肩甲骨をグッと寄せてみてください。一気に姿勢が良くなりませんか?
 
実は私もPC作業時間が長く、ちょっと気を抜くとすぐ猫背気味になります。なので最近はこの「肩甲骨寄せ」をできるだけ意識しています。
 
意識するのとしないのでは、見た目の印象がぜんぜん違うだろうなあ、と自分でも感じるものです。
 
※ちなみに、長時間のPC作業やスマホ作業で悪い姿勢が続くと呼吸が浅くなり、体調不良も招きます。(関連記事をご覧ください)




スポーツにおける肩甲骨の役割 バスケや野球

ここまでは主に健康・美容面の話題でしたが、肩甲骨はスポーツのパフォーマンスにも大きく関係しています。
 
参考になるサイトを紹介します。
 
肩甲骨の超重要なストレッチで、痛みもパフォーマンスも劇的に改善
nolovenoteam.com/scapula-stretch-4003.html
 
以下に引用させて頂きます。

(バスケットボールにおいて)
 
ボールを飛ばすためには身体の各部位の連動性が大切であり、肩甲骨を柔らかくすることは「部位をひとつ増やす」ことに繋がるため、パフォーマンスの向上が見込めるのだ。
 
これはパスだけではなく、シュートやドリブルについてもいえることだ。
 
(中略)
 
高いスキルを披露したギャノン・ベイカーのドリブルで、肩甲骨が非常によく動いていたことに触れた。
 
ドリブル時に肩甲骨がはっきりと動いていたのも印象的だ。手先だけのドリブルではなく、上肢の全体を有効に活用していた。
 
背中から見ると肩甲骨が浮き出て見えるほどで、肩甲骨を柔軟にしてプレイすることはパフォーマンスの向上につながることを更に確信できた。
 

スポーツ関連でもうひとつ。
 
少年野球教室.com
肩甲骨を柔らかくしよう!
kids-yakyu.com/pitching/pitching-20

少し話しが反れますが、強肩とスピードボールは全くの別物です。
 
肩が強いからといって、速いボールが投げられる訳ではないですし、逆に肩が弱くてもスピードボールを投げるピッチャーはいます。
 
これは何が違うのかというと、ボールを遠くまで投げるには、体重移動や筋肉、それにボールを放すタイミング等が関係してくるのですが、スピードボールを投げるには体を柔らかくし、力を抜いて投げる必要があるのです。
 
自分の持っている力を、どれだけ一瞬に爆発させられるかなのです。
 
その為には、再々言っているように、肩周りが柔らかい事が絶対条件なのです。
 
肩周りの筋肉とざっくり言ってますが、正式には肩甲骨のことです。
 
肩甲骨の使い方次第で、球速はアップします。
 

股関節を動かさないスポーツが無いように、肩甲骨を動かさないスポーツもまたありません。
 
この二つをもっと効果的に動かせれば、競技のパフォーマンス向上も期待できるのではないでしょうか。
 
こうやって見てくると、水泳(クロール)はいいなぁ、と改めて思います。
 
水の冷たさで背中を刺激できますし(効果は無い?)、肩甲骨もよく動きます。
 
今後は毎週一回の水泳では、肩甲骨を寄せる動きをもっと意識してみます。ただでさえ猫背気味ですからね・・・。
 
(このコンテンツは、雑誌「日経ヘルス」2014年08月号(Amazon)16ページを参考にしました)