「よく噛んで食べるとやせる」理由は?

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ダイエットを意識する場合、食事の際の注意点として
 
よく噛んで食べる
 
はお約束のように挙げられています。
 
「普段の食事で、噛む回数を増やしたらやせた」といった体験談はよく目にします。個人的には、「噛む数を増やすとやせる」のは間違いないと感じています。
 
しかし、ここでひとつ疑問が。
 

食べる量は同じなのに、噛む回数を増やすとやせるのはなぜでしょうか?
 
 
よく噛んでも、摂取するカロリー量が減るわけではありません。にもかかわらず、ダイエット効果が得られる理由がいまいちピンときていませんでした。
 
けっこう長いこと疑問を抱えていたのですが、雑誌「週刊文春」に、この理由を解説している記事がありました。
 
ポイントをまとめて紹介します。
 
(このコンテンツは週刊文春 2016年 3/24号41ページを参考にしています)
 
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よく噛んで食べると食後の消費カロリーが増える

「文春」の記事で、東京工業大学大学院社会理工学研究科の林直亨教授がこの原理を解説されています。

ゆっくりよく噛んで食べると、食後にエネルギーが消費されやすくなり、減量効果が期待できることが私たちの研究で分かりました。
 
食事の量が同じでも、食べる早さと噛む回数で違いが出るのです。
 
平均25歳の男性10人への調査で、食後90分間のエネルギー消費量は、急いで食べると体重1キロあたり平均7カロリーでしたが、ゆっくり食べると平均180カロリー高くなりました。 
 
また、女子学生84人におにぎりを食べてもらった調査でも、噛む回数が少ない早食いの人ほど、体重や体脂肪率が高くなる傾向がありました。

一食あたりのカロリー消費で見ればわずかな差ですが、毎食、毎日積み重なると大きな違いを生みます。
 
林教授の解説を続けます。

体重60キロの方が一日三食をよく噛んで食べると、早食いの人と比べて、年間にすると約1万1千キロカロリーも消費が多くなります。
 
体脂肪に換算すると1.5キログラム相当です。
 
逆を言えば、早食いだと1.5キロの脂肪がつくことになります。
 
よく噛んでゆっくり食べると胃や腸の血流量が増えるので、それが反映しているのではないかと考えられています。
 
さらに、食後にガムを噛めば、よりエネルギー消費量が増加することも最近の研究で分かりました。シュガーレスのガムならエネルギー摂取の心配も要りません。

よく知られているように、時間をかけて食べると満腹感も得られるので、食べる量=摂取カロリーを減らす効果もあります。
 
胃腸への負担も軽くなるので、とりあえずよく噛むよう心掛けておけば間違いなさそうです。
 
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