日焼けしていると、活動的で精悍なイメージがありませんか?

そのイメージを意識してか、一部の人は日焼けサロンで肌を焼く習慣があり、冬でも褐色の肌をキープしています。
 
しかし日焼けサロンの利用は健康面からはあまりおすすめできないようです。
 
メラノーマの危険性とともにまとめます。

WHO 日焼けマシンはダメ!皮膚がんの原因に

05年3月、WHOは「18歳未満の日焼けサロン利用は禁止すべき」との声明を発表しています。
 
紫外線ランプで人工的に日焼けの状態を作ると皮膚がんの危険性を高めるという理由で、「特に18歳未満の日焼けサロン利用は絶対に避けるように」と主張しているのです。
 

 
WHOの統計では、世界で年間13万2千人が皮膚がんの一種である悪性黒色腫にかかり、6万6千人が死亡しているそうです。
 
また09年には、WHOの一組織であるIARC(国際ガン研究機関)が、発がん性が認められるものとして、紫外線を照射する日焼けマシンを最高ランクのgroup1に分類しています。
 
特に、日焼けマシンを30歳未満に使用した場合、皮膚がんで最も悪性の強い「悪性黒色腫(メラノーマ)」にかかるリスクが75%高まると警告しているのです。
 
group1というと、タバコやアスベストも分類されているランクです。日焼けマシーンの発がんリスクは、タバコやアスベスト並み、というわけです。
 
ちなみに、外国のいわゆる「セレブ」と呼ばれる人達は、白人でも浅黒い感じの肌をしています。
 
日本でもよく知られている海外セレブ(特に女性)の多くは、年中日焼けしてませんか?
 
なんでもセレブの人たちの間では、「日焼けしていないと貧乏人と思われる」のだとか。だからわざと小麦色の肌にしてるそうです。
 
アメリカの映画などでも、若い女の子が「日サロ」を利用するシーンが登場します。
 

 
私に言わせるとなんだかよくわからない発想です。
 
セレブ女性の中にも、そんなくだらないことはやらないと言う人もいるらしいですが、おそらくかなりの少数派です。
 
紫外線の危険性が取りざたされる最近では、日焼けしているように見えるクリームを使う人もいるとか。
 
わざわざ日焼けして肌を黒くしているのだとしたら、それは「セレブの見栄」でしかないと私は感じます。