疲れ目と眼精疲労は似ていますが、同じものではありません。

疲れ目の場合、目を使う作業(パソコンやテレビゲームなど)をやめて目を休めれば不快感は無くなります。
 
対して、作業をやめても疲労感が残ってしまうのが眼精疲労です。
 

 
眼精疲労が続くと頭痛や肩こりといった症状も出てきます。
 
疲れ目よりも眼精疲労の方が症状は深刻で、重篤な症状の前兆のケースもあります。

眼精疲労対策・回復法 何とアキレス腱も!

眼精疲労対策としては、次のようなものがあります。

・パソコン作業などを行うイスやデスクが体に合っているかチェックする。
 
・目に合っているメガネやコンタクトレンズを使う。
 
・ビタミンAが豊富な食品(レバーやウナギ)を食べる。
 
・濃いめの熱いお茶にタオルを浸し、そのタオルで目の周りを拭く。(お茶の消炎作用と温かさが疲れ目に良い)
 
・アキレス腱を伸ばしたり、ほぐしたりする。(意外ですが、目の疲れはアキレス腱にも反映されるそうです)
 

 
現代はパソコンを使う機会が多くなっています。
 
パソコン作業は同じ場所をずっと見つめる時間が長く、まばたきの回数も減るため目への負担が大きくなります。定期的に遠くを見るなどして目をいたわってあげましょう。
 
ちなみに花粉症も眼精疲労を引き起こすことがあるようです。




眼精疲労の症状 緑内障や動脈硬化などの前兆の可能性も

眼精疲労の症状には、
 
目が疲れる かすむ ショボショボする 充血する 痛みがある まぶしさを感じる
 
といった代表的なもののほかに、
 
頭痛 めまい 吐き気 肩こり 倦怠感
 
など、目以外にも症状が出ることがあります。
 

 
怖いのは眼精疲労が緑内障など重い病気の前兆として出ているケースです。
 
動脈硬化、糖尿病、脳血管障害、肝臓病も眼精疲労として現れることがあります。
 
「ただの疲れ目」と軽く考えず、疲れがいつまでも取れないようなら念のため眼科での検査を受けましょう。