漫画家の柴門ふみさんは”四十肩”を発症したことがあります。
 
06年の春、右肩が抜け落ちるように痛くなり、洋服も着られず、お風呂で体も洗えないほどになったのです。
 
漫画を長年描き続け、一方向の動きを繰り返した結果、筋肉のバランスが悪くなったのが原因です。

そこで医師に勧められたのはアイロンを持ってゆっくり上下に動かす筋トレ「アイロン体操」です。これにダンベル体操も加え、3ヶ月間は漫画を描かずにようやく治しました。
 
冷え性で肩こりもひどいので、毎晩寝る前には30~40分のストレッチを欠かしません。
 
漫画家というと「連日徹夜で仕事」なんてイメージがありますが、柴門さんは毎日必ず6時間の睡眠を確保しています。
 
「徹夜するとその後2~3日は頭がボ~ッとしてしまい、結局時間を有効に使えないから」です。
 
「締め切りから逆算して仕事の時間を決めるので集中力が増し、効率が上がる」そうです。
 
ちなみに五十肩は、糖尿病と密接な関係があります。
 
アメリカのデータでは、糖尿病のある人の20%が五十肩になるのに対し、糖尿病のない人はわずか5%です。
 
これは血流の良さと関っているのではないでしょうか。
 
一般に五十肩は肩の筋肉や軟骨、関節などが老化によって拘縮(ちぢむ)することが原因とされています。
 
糖尿病では血液の粘度が上がりがちになるので血流が滞りやすくなります。そのために新陳代謝も鈍くなり、拘縮が進みやすくなると考えられます。

柴門ふみさんの動画
※YouTubeへリンクします。柴門さんが夫の弘兼さんや子供さんについて語られています。